2位の「田端駅」(同2999万円、北区)は、南口と北口で様相が異なる。南口は駅舎も小さく、周囲には商店も見当たらない。一方、北口の駅舎は駅ビル「アトレヴィ田端」と一体になっており、3フロアにわたって食料品店や雑貨店、カフェ、レストラン、書籍や雑誌をそろえた「TSUTAYA」などが軒を連ねている。
また、田端駅にはJR京浜東北線も通っており、快速に乗ればJR山手線の西日暮里駅~鶯谷駅を飛ばして上野駅まで停まらずに到着。上野駅周辺で働く人や、上野駅から東京メトロ銀座線や日比谷線などに乗り換える場合、田端駅は住まいとして狙い目だろう。
3位以降、「鶯谷駅」(同3044.5万円、台東区)、「西日暮里駅」(同3099万円、荒川区)と続き、5位には「田町」(同3180万円、港区)がランクイン。
田町駅は、JR山手線の他にJR京浜東北線も乗り入れており、大井町駅へも1本で行くことができる。駅の西口・三田口側には慶應義塾大学や戸板女子短期大学、中学や高校などの学校と、大手企業のオフィスが多数ある。通勤・通学客向けの飲食店も豊富だ。
ファミリー向けの1位は、「西日暮里」(同4880万円、荒川区)だった。2位以降、「田端」(同4980万円、北区)、「鶯谷駅」(同4980万円、台東区)、「日暮里」(同5299万円、台東区・荒川区)、「御徒町」(同5680万円、台東区)と続く。