4位の「京都大学」(80.1点)は前年からランクを2つ下げた。5位以降は「大阪大学」(79.6点)、「北海道大学」(79.4点)、「名古屋大学」(79.3点)、「九州大学」(78.9点)、「筑波大学」(77.2点)、「広島大学」(72.1点)までがトップ10入りを果たした。
分野別ランキングでは、「東京医療歯科大学」が教育リソースで初の1位に選ばれた。教育充実度、国際性で1位の「国際教養大学」、教育成果で1位の京都大学については、いずれも前年から順位の変動がなかった。
同誌の最高知識責任者を務めるPhil Baty氏はリリースで、
「コロナ禍は、世界的な留学生の動向や人材の流れなどの混乱を含め、当面の間、高等教育に大きな影響を与え続けることは間違いありません。しかし、日本の大学は、国内的にも世界的にも競争力を高め続けることができ得る、有利な立場にあります」
などとコメントしている。
ランキング結果を受け、東北大学の広報担当者はキャリコネニュースの取材に「教育成果が社会からも一定程度認められてきたと認識しております」と話す。さらに、
「企業の人事担当者や高等教育機関研究者の評判調査の指標が向上しており、国内外から広く認知されたことが評価されました。本学の伝統的な理念を基盤として、更なる大学経営の革新を図っていきたいと考えております」
などと今後の展望を語った。