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どうすればいい?
ガールズちゃんねるに6月下旬、「日本が不景気なんだなと思った時」というトピックが立った。
「安物に飛びついてる消費者」
「渋谷原宿が様変わりして、各地にあるような薄利多売なチェーン店が増えた事かな」
価格サイトを見ながら、1円でも損しないように買い物する人は多い。「たまの贅沢、って食パンや瓶詰めなんかが特集されてる事」といった声もある。(文:石川祐介)
「好きだった雑誌や料理サイトが外国商品のステマだらけになった」
結婚や出産、家を買うといったライフイベントにも不景気は大きな影を落としている。
「結婚したい女性の友達が、『給料が少なくて結婚できない』と言ってた時」
「他の方の『結婚したい』とか『子供ほしい』という願いを贅沢だと思ってしまったとき」
結婚して家庭を持つという、昭和の頃だったら極めて一般的だったことさえ、お金に余裕がないと難しくなってしまった。
社会に生きる一人ひとりがこの調子なのだから、当然企業も厳しい。事業存続のため切羽詰まっているようにも見える。
「好きだった雑誌や料理サイトが外国商品のステマだらけになった」
「109ビルの広告がスシローだった時。もう映えとかイメージとか気にしてる余裕もないんだな」
選挙に行けば不景気を打開できる……はず
現在勢いのある中国を引き合いに出す声も多かった。
「アニメーターは中国で給料高くて日本が激安だから、立場入れ替わって日本が下請になってるそうだよ」
「日本が中国にしてきたように、安い賃金で日本産を生産することになるかもしれない…」
10年前に日本はGDPを中国に抜かれ、その後も低い成長率が続いている。それどころか、実質賃金は右肩下がりを続けており、経済成長を続ける諸外国に大きな後れを取る始末。
そもそも、デフレが固定化してしまった最大の要因は、自民党政権が強行してきた緊縮財政や消費税増税にある。国民の消費意欲は徹底的に削がれ、景気回復の芽が潰されてしまった。
適切な経済対策を政府が講じれば、不景気は脱出できる。結婚や出産が贅沢ではない社会を取り戻せるはずだ。今年は都議会選挙、衆議院選挙がある。どの政党、どの候補者が国を豊かにしてくれるのか、今一度考えて投票したいものだ。