トピック内は心が楽になった年齢が寄せられ、「34才で父を亡くして結婚してない私はダメ人間扱いされて、1年くらい落ち込んだけど、35才くらいでどうでも良くなって、今は自己肯定感の塊」と30半ばを挙げる声が散見された。
「最近35になってからやっと、自分を好んでくれる人も、嫌う人もいる、って受け入れられてきた」
「36かな。人生は辛い事半分っていうから、もうこれからは楽しい事だけで生きていきたい」
女性の場合、若いうちは結婚についてアレコレ言われ、本人も気にしてしまうが、独身であっても35を過ぎるとそれも一旦落ち着くようだ。また、40歳も大きな節目だとする人も多い。
「40歳になったら全てが軽くなった 世間的にはおばさんだし、何も焦る必要がなくなったし、肌の老いも年相応になってきて、悪あがきはやめた」
「40です。もう、堂々と老けるのを自分にゆるしていった」
顔にシワができるのは嫌なものだが、人間は誰しも歳を取る。若くあり続けたい、という思いから解放されて加齢を受け入れられるようになるのが40歳ということなのだろうか。
60を過ぎると人生の満足度が一気に上がる
一方、現在進行系でメンタルが追い詰められている人からの声も相次いだ。
「28です。周りがどんどん結婚して出産して取り残されてるような感じがして『私これから先どうなるんだろう?』って毎日ふとした瞬間に考えてしまって辛いです」
「28歳ぐらいって一番悩んだかも。仕事も責任ある立場になって若いだけじゃ誤魔化せなくなってくるし、周りも結婚し始めて友達との距離感も変わってきたりで悩みが多かった」
結婚や出産、仕事など30歳前後は様々な選択を突きつけられるため、トピ主を追い詰めていたような苦労に今現在追い詰められている人も多い。
トピ主は40歳から心が楽になったみたいだが、内閣府は2019年に「『満足度・生活の質に関する調査』に関する第1次報告書」というものを発表している。いわゆる”幸福度”に関連した調査だ。それによると、年齢ステージごとの総合主観満足度を見ていくと、「45歳~59歳」(5.41)が最も低い。
とは言え、「60歳~89歳」(6.36)はどの世代よりも高く、人生後半のステージになると上昇する傾向があった。トピ主は、60歳を過ぎた時に感じられる豊かさを早々に獲得したのかもしれない。
なお、総合主観満足度は「60歳~89歳」(6.36)が最も高いが、次は「15歳~24歳」(5.85)となっており、人生の満足度は”U字”を描いている。20~40代で苦しんでいたものの、急に心が軽くなったのであれば、後は楽しい人生を過ごせるようになるのではないか。