記事では、餅がどんな食べ物かという説明や、日本で、餅の窒息への注意喚起が毎年出されていること、それでも死者は減らないことなどが報じられていた。窒息を防ぐためには「噛んで、噛んで、噛みまくること」と、十分咀嚼する必要があるとも記している。
日本で暮らしているとおなじみの内容だったが、海外で報道されたことには、ツイッターユーザーから「ついに国際社会に知れ渡ってしまったか」などと驚く声も多かった。
海外の反応も様々だ。BBCニュースのツイッターには、
「先週食べたけど、すごく変わった食感の食べ物だった」
「日本人はどうして、人を殺しかねない代物をむしゃむしゃ食べるんだ?」
といった感想や疑問が寄せられたほか、
「ぶどうでも鶏肉でも、ハンバーガーでもたくさんの人が窒息しているじゃないか」
「飛行機事故や交通事故で死ぬ可能性の話と似たようなものだよ」
と、餅だけに限った話ではないという指摘もあった。
BBCニュースの公式フェイスブックでは5000件以上の反応があり、シェアも800件以上されていた。「餅は好きだけど、子どもやお年寄りには食べさせないかな。窒息のリスクが高いし」というコメントや、「何を食べていても、運が悪ければ窒息するよ」など、反応は様々だ。
餅が危険な食べ物扱いされた記事と、それを読んだ外国人へは、日本人から「餅は正月料理に欠かせない、美味しい食べ物なんだ。危険なんかじゃないよ。詰まらせるのは本当にごく一部だよ」というフォローも入っていた。