【夏の怪談特集】身近な人が亡くなる際、その本人が知らせに来ることもあるらしい。俗に言う“虫の知らせ”だ。キャリコネニュース読者からは、
「祖母が亡くなった時に本家まで行く途中、足元に赤い光がずっと纏わりついて来ました。その後、白い影が目の前を横切って行きました。多分、祖母の最期のお別れだったのでしょう」(60代男性)
といった声が寄せられている。パート・アルバイトの30代女性も同じ体験をした一人だ。娘を出産した1か月後に亡くなった義母について綴る。(文:鹿賀大資)
「一緒にいた全員が聞いており、気のせいではなかった」
女性曰く生前の義母は「優しい人でした」という。そんな義母は亡くなったあとも、複数回にわたって女性と娘の前に現れた。
「娘が泣く度に、近くにあったオルゴールを鳴らしてくれていました。ほかにも壊れた鍵を開けてくれたり、鈴の音で合図してくれたり、亡くなっているのに凄く助けてくれました」
亡くなってもなお、孫が気になっていたのだろうか。
40代男性は、かつての職場で起きた奇妙な体験を振り返る。その会社では、会議室に創業者の亡霊が出ると噂されていた。職場で会議室を使用する機会は少なかったものの、なぜか扉は常に開放されていたという。
会議室の横を通るたび、人の気配を感じていたが、「嫌な感じはしなかった」ため周りには伝えていなかった。ある深夜残業になった日、創業者の婦人から差し入れがあったという。
「その場にいた数人ほどの社員と一緒に差し入れを食べていると、会議室から『お疲れさま』という男性の声が聞こえてきた。一緒にいた全員が聞いており、気のせいではなかった」
とその際、古株社員の口からも「先代社長(創業者)の姿が見えていたのも、気のせいじゃなかったんだな」という言葉が出ていた。それをきっかけに他の社員が「先代がなんだか優しく見守っている感じ」「怖くない」などと話し始めたという。男性は「みんなは、わかっていたんだ!」と驚いたようだ。
ほかにも、
「小学生時代のお盆に、親戚の叔母さん宅に泊まりに行った。扇風機が置いてある部屋で寝ていて、ふと目が覚めた。すると扇風機の後ろに、もう亡くなっているはずの叔母さんの旦那さんが立っていた」(50代女性/専業主婦)
といった声が寄せられていた。
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