【独自】大田区役所に脅迫メール「おぎの稔を殺す」「プリウスで爆破する」→何も起こらず。脅迫された議員に背景を聞いた。 | キャリコネニュース
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【独自】大田区役所に脅迫メール「おぎの稔を殺す」「プリウスで爆破する」→何も起こらず。脅迫された議員に背景を聞いた。

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東京都大田区役所に「(大田区議会議員の)おぎの稔を殺す」などと書かれた脅迫メールが届いていたことが10月1日わかった。おぎの稔議員がTwitterで明かした。

おぎの議員によると、脅迫メールには、大田区役所など3か所について「10月1日15時34分に爆弾積んだプリウスで突っ込んで爆破する」といった、リアリティに欠けるような記述もあったという。おぎの議員は30日に警察に被害届を提出、警察や大田区が警戒したが、この時間には何事も起きなかったという。

おぎの議員はキャリコネニュースの取材に答え「民主主義である以上、暴力や脅迫に訴えることは許されないと思います」と話した。

おぎの区議はネットで「オタク議員」として知られる。ここ最近は千葉県松戸市の交通安全PR動画が取り下げられた問題について、ネット署名を呼びかけていた。この殺害予告の背景には何があるのか。(取材・文=昼間たかし)

「署名をやめて辞職したら、やめてやる」

おぎの区議によると、脅迫メールについて知ったのは9月30日のこと。「大田区役所の区民の声コーナー」に、殺害予告を含んだ脅迫メールが29日付で送付されたと、区議会議長から伝えられたという。脅迫メールには次のように書かれていたそうだ。

「アンフェ議員がネットでイキってるので、大田区役所、徳島県庁、株式会社Art Stone Entertainmentに15時34分に爆弾積んだプリウスで突っ込んで爆破する。イキリオタクに生きる価値なし」
「署名をやめて辞職したら、やめてやる」

この「署名」は、現在おぎの区議らが呼びかけている、「全国フェミニスト議員連盟に抗議する」署名活動のこととみられる。この文中の「アンフェ」というのは、一部ネットユーザーが「アンチ・フェミニスト」の略語として使っている言葉だ。

署名活動のきっかけは、千葉県警の交通安全PR動画が、全国フェミニスト議連から「女性蔑視だ」と抗議を受け、取り下げられたことだった。

その後、女性蔑視だと批判されたVTuber側がネットで反論。あるネットユーザーがフェミニスト議連への抗議と公開質問状を公開し、ネット署名を呼びかけた。おぎの区議はこの署名活動に賛同し、自らも呼びかけ・取りまとめをしている。

なお、脅迫メール中の徳島県庁は、署名呼びかけ人の勤務先とされている場所。そして株式会社「Art Stone Entertainment」はこのVTuberをプロデュースする運営会社のこととみられる。

「多くの方に迷惑」

おぎの区議は、脅迫を受けた背景について「署名は6万5千筆集まり、各種メディアでも取り上げられました。署名運動に反対する、アンチの方にとって脅威だったのかもしれません」と語った。

一方で、今後の署名活動については「特に変化はありません。テロに屈する予定もありませんので」としたうえで、こう続けた。

「ただ、今回の件で、区役所は警察の警備が入り、爆破予告があったことで区民の皆様にも不便をかけ、犯行予告時間に駐車場を閉鎖するなど、多くの方に迷惑をかけています。徳島県庁や、松戸市の民間のVtuber事務所も同時予告で、実際にその2か所にも脅迫が来ています。多くの人間を巻き込む脅迫については、明確に批判させていただきます」

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