8月は子どもと一緒に丸の内に通勤! 三菱地所が開催する「セレブな夏の学童保育」
夫婦共働きの家庭にとって、夏休み中の子どもの預け先には頭を悩ませるところ。しかし都心で働く人には、様々な選択肢があるようだ。8月11日放送のワールドビジネスサテライト(テレビ東京)は、夏休み中の小学生を新丸の内ビルで預かる学童保育サービス「丸の内キッズアカデミー2015」を紹介した。
対象は小学1年生から3年生まで。8月3~7日の5日間コースは参加費6万3600円で、ロボットプログラミングを学べる。翌週10~12日の3日間コースはレゴによる知育や英語、パティシエ職業体験などのメニューが用意されている。一般料金は3日間で3万3000円(税別)で、三菱地所テナント従業員には先行予約や料金の優遇がある。
さらに8月17~21日のコースは「親元を離れ『自然』を学ぶ」をテーマにした5日間のキャンプで参加費6万3900円(税別)。いずれも参加費は決して安くはない(というか筆者の感覚からすると、とても高い)が、すべて満員の人気だ。
親の収入で夏休みはこうも変わるのか
丸の内に勤務する人は、子どもと一緒に通勤して仕事帰りに迎えに行ける。開催協力する三菱地所・開発推進部の瀬川真理子さんは、「企業が集積している丸の内ならではの企画」で、今回のサマースクールは「それが街の付加価値になる」と狙いを語った。
朝8時すぎから午後6時まで小学生の低学年と思しき娘さんを預けているIさんは、グレーのパンツスーツを着こなす、いかにも丸の内で働くキャリアウーマンといった雰囲気のお母さん。利用を決めた理由をこう話す。
「職場の近くで開催してもらえるのと、ここまで工夫したプログラムはなかなかないので。私もやってみたいくらい」
娘さんも「面白かった? 来年も遊びたい?」というお母さんの問いかけに、「楽しかった」とにっこりうなずいていた。
三菱地所のニュースリリースを見ると、この企画は最大で13日間子どもを預けることができ、すべて参加すれば16万円以上になる。番組では「学童保育」と紹介していたものの預けるだけの学童保育とは異なり、期間限定のキッズスクールといった様相だ。
カリキュラムは素晴らしいし、たまには親子で通勤電車に乗ってみるのもよい思い出になるだろう。親の収入によって子どもの夏休みの過ごし方はこうも違ってくるのだと驚きを禁じえなかった。(ライター:okei)
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