三越伊勢丹が首都圏8店舗の初売りを1月3日に 顧客も賛同「働く人のことも考えてほしい」
百貨店最大手の三越伊勢丹ホールディングスは9月7日、伊勢丹新宿店や銀座三越店など首都圏の8店舗で、従来の初売り日の1月2日を休業日とすることを発表した。
元日と2日が連続の休日となり、初売りは3日から行われる。導入のねらいは、販売員の働く意欲を高めることにより、顧客に質の高いサービスを提供することにあるようだ。
三越日本橋本店などは2日から営業
百貨店では1995年以降、元日以外無休という店舗が増え、2013年にはそごう・西武が大手百貨店として初めて元日営業・年中無休に乗り出した。
このような変化により販売機会が増え、顧客にとっての利便性が増す一方で、従業員の労働環境が厳しくなったことで「百貨店の強みである販売サービスの低下を招いた」(三越伊勢丹HDリリースより)という問題も生じていた。
これを改善するため三越伊勢丹では、営業時間短縮日を設定したり、2011年度には「元旦以外の店舗休業日」を導入してきた結果、
「営業時間に販売員が厚く配置され、お客さまにより質の高く手厚い販売サービスを提供することが可能となった」
このため、今回新たな休業日の導入に踏み切ったという。なお、三越日本橋本店・多摩センター店や伊勢丹府中店など2日から営業する店舗もある。
「やっと初売りに参戦できる!」と喜ぶ人も
初売りといえば、福袋の購入などを心待ちにしている客も多い。残念に思う人も多いかと思いきや、このニュースに対しては好意的な意見がほとんどだ。
「へぇ、いいことだよね。日本人は働きすぎなんだよ。正月くらいゆっくりすればいい」
「三越伊勢丹は正月2日も休業して、3日が初売りに!いいんじゃないのー」
「什器等のメンテナンスもしっかり出来るだろうし客の立場からすると歓迎」
「三越伊勢丹えらい!いつでも営業で便利と思う前に働く人のことも少し考えてほしい」
これまで元日や2日に仕事があって買い物に行けなかった人からは、「やっと初売りに参戦できる!!!」「なら2日、3日と連続して福袋を買えるということだね」と喜びの声もあがっていた。
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