ラーメン二郎火災で注目? 「店内で火事が起きても食べ続けたことのある人」に話を聞いてみた | キャリコネニュース
おかげさまで11周年 メルマガ読者数
65万人以上!

ラーメン二郎火災で注目? 「店内で火事が起きても食べ続けたことのある人」に話を聞いてみた

画像はイメージ

5月下旬に起きた人気ラーメン店「ラーメン二郎 新宿歌舞伎町店」の火災。よくある火事のニュースではあったのだが、居合わせた客たちの行動が、ネットを大きくどよめかせた。それは「店内に煙が立ち込める中、複数の客が一心不乱にラーメンを食べ続けていた」という衝撃の事実だった。

これは、一体どういう精神構造なのか? 実は筆者もかつて、これと全く同じ体験をしたという話を、知人から聞いたことがあった。その時は「変わったやつもいるものだな」で終わらせてしまったが、どうやら完全にユニークな存在ではないらしい。今回の事件を受けてあらためて連絡をとり、詳しく話を聞いてみた。(取材・文:昼間たかし)

不倫サーフィン旅行先で夫が急死 妻「涙1滴も出ないお葬式を子どものためにあげました」

火事になっても「焼き鳥が、もったいない」

今回、話を聞かせてくれたのは、近畿地方在住の40代男性(経理職・年収500万円)。彼が火事に遭遇したのは10年ほど前のことだ。その日は会社帰りに、友人と焼き鳥店で食事をしていたそうだ。店は会社の近くにある中規模の地場チェーン系の居酒屋。開店間際でまだ客が少ない時間帯だった。

異変が起こったのは、テーブルに焼き鳥の盛り合わせが運ばれてきて、ビールを1杯飲み終えようとした時だった。ざわざわとする声が聞こえて、見るとカウンター奥の厨房から火柱が上がっていたのだ。

「火事だ!」という声に、3組ほどいた他の客は慌てて立ち上がり、逃げ出そうとしていた。しかし、男性たちは出口のすぐそばの席だったこともあり、すぐには避難しなかったという。

「横が窓だったので、開ければすぐに逃げられるなと思ったんです。それに、店員が消火器を持ってきて、すぐに消火にあたっていたので、鎮火するだろうと。消火器が噴射されて、炎が勢いよく燃え上がるのが見えてましたけど、ずいぶんと燃えるなと、なぜか冷静でした。友人と『ここは特等席だな』といって、ビールをグビってやるくらいに余裕はありました」

消火器のおかげで、火はすぐに鎮火した。やれやれと思った男性は、メニューを手に、次になにを注文するのか考えようとした。そうしたところ店員から避難するよう指示があった。

「もう消えてるから、いいんじゃないかと思ったんですけどね。で、まだ、焼き鳥にはほとんど手をつけていなかったんで、もったいないと思って串をつかんで出ました」

やがて消防車もやってきて、店の前はにわかに騒がしくなった。

どうしたものかと、男性は焼き鳥を食べながら立って様子を見ていたという。

「外で10分ほど待たされた後、店員から『今日はお代は結構です』と告げられました。ボヤとはいえ火事になってしまい、お店も営業できない状況でしょう」

今となっては、男性は「お客としてあまりいい対応ではなかった」と反省しきりだという。

「なにもなかったから笑い話ですけど、考えてみたら危険ですよね。もっと早く避難するべきでしたし、それに焼き鳥を持ち出すなんて論外でした。ラーメン二郎の客のように、火事になっても食べ続けるなんて、よく考えたらありえませんよ」

ちなみに、当時なぜ焼き鳥を持ち出したのかと尋ねてみると。

「いや、ほんとにまだ一本しか手をつけていなくて……食べ物を無駄にしてはいけない意識のほうが、火事の強さよりも強かったんです」

なんと、「食べ物を粗末にしない」という教育の刷り込みが、ここまで強固とは……。でも、さすがに時と場合を選んだほうがいいよね。

 

【PR】注目情報

関連記事

次世代バナー
次世代バナー

人気記事ランキング

  1. 「車で甲子園に連れて行ってくれた友人にガソリン代を請求された」 不満を漏らすスレ主に「言われる前に出せ」と非難殺到
  2. 「『箸がきちんと持てない=育ちが悪い』っていう風潮ムカつく」 ネットで議論、「正しい持ち方に直せばいいだけ」という声も
  3. ヤノベケンジ氏の「サン・チャイルド」、福島市に展示し物議 「不快な思いさせた」と謝罪、防護服を着た子どもの巨大立像
  4. 【現役JKの実態】「カーストトップJK」は勉強が最優先 ツイッターに毎日投稿しているのは趣味を優先する「マイ・ウェイJK」
  5. どんな味?自主回収「ポッキー」を食べてみたら、スパイシーでエスニックな独特の風味だった
  6. 「喫煙者への締め付けがあまりにも厳しくないか?」という投稿に寄せられた反応
  7. 「女性が結婚相手に望む年収400万円」が男女双方で話題に「みんな現実が見えてきたのかな」「日本は貧しくなった」
  8. 「ゆとり教育=大失敗」は本当か? 白熱する議論、「学力の二極化」と「環境ガチャ」の先にあるもの
  9. 「なんでこんなん作ったの?」安藤忠雄・設計の本棚、子どもたちのツッコミが的確すぎる
  10. 「婚約者に別れの手紙を書いて下さい」医学部小論文が話題 どう回答すればいい?予備校講師に聞いた

アーカイブ