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物騒過ぎる!パチンコ店で隣席の客を殴って逮捕 なぜホールには暴力事件を起こす客が出現するのか

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この世の人間はざっと二種類に分別できる。酒を飲んでも普通にふるまえる人と、暴力的になっちゃう人だ。

酒のせいで頭のリミッターが外れて腕力や脚力に訴えてしまう人というのは、悲しいことに結構いる。九州出身の僕の親族には特にそんなのが多かった。血の気が多いのだ。怖いなぁ。怖いからもう四半世紀は本家の敷居を跨いでいない。

なにせ酒を飲んで暴れるような人というのは、たとえ冷静な指摘を受けても逆ギレするのがオチ。危害を加えられないためにはとにかく、近寄らないに限る。

ただし、極力関わらないように酔っ払いと距離を置いて生活していても、思わぬタイミングで酒乱の被害に遭うことってあるんだよね。酔っ払いって、時として勝手に接近して他人に迷惑を及ぼす生き物だから。(文:松本ミゾレ)

パチンコ店に酔っ払い来店!68歳の迷惑老人逮捕

今月、静岡県富士市のパチンコ店で隣の席の男性を殴ったとして68歳の無職の男が逮捕された。静岡朝日テレビの記事によると、男は「酔っていて記憶にない」と話しているというが、警察は2人の間に台をめぐるトラブルがあったと見ているという。

両者に面識はなく、隣同士でパチンコをしていただけなのに、被害者は突然男から暴行を受けたのだからたまらない。十中八九この酔っ払いの暴走だよね、こんなの。

そもそもパチンコホールって酒を飲んでる人の入店はご法度なので、酔っ払いが店に来てる時点で、本来なら店員が退店を促すのがベター。そうでないと今回のこんな事件みたいなことを起こされてしまう可能性があるし。

ホールの規模がどの程度なのか分からないのであんまり深堀りできないけれど、酔っ払いを見抜いて退店させるのも他の客を守るためには店員にとっては大切な仕事。これが徹底されてさえいれば、被害に遭う人も発生していないだけに、ちょっとお店の危機管理もなっていないのかな? と思う節はある。

なにせ3月4日って普通に平日だからね。ちゃんと店員がシマを巡回していれば「あ、ちょっと変な客がいるな」と気付けるはずなんだよなぁ。酔っ払いが紛れ込んでもスタッフの誰も気づかない、注意もしない。そんなホールじゃ遅かれ早かれ今回みたいな事件、そりゃ起きますって。

とにかく、被害に遭われた男性が不憫でならない。

暴力に訴えたくなるぐらいイライラしてる人がたまに発生する施設、それがパチンコホール

ここからは、そもそもなぜパチンコホールで暴力事件が起きてしまうのかという話をしたいんだけど、一番大きな理由はやっぱり、遊技とか言いつつガッツリギャンブルをするための施設だからだろう。

賭博をしていると人によっては……いや、大抵の人は理性が置き去りになって、お金が減ってしまうと苛立ちをおぼえる。時には周囲の客をなんだか逆恨みしたい気持ちも生じてくる。自分が勝手にお金を使ってるだけなんだけどね。

だからと言ってそんな人たちが誰かさんを無作為に殴ったりすることは基本的にないんだが、酒が入っているとなると話は別。僕も以前、酒臭いおじさんがパチスロをしながら周囲に文句を言っている光景を目撃したことがある。ぶっちゃけそういうの、見たことあるってギャンブラーも結構いるはずだ。

2016年には負けた腹いせにハンマーを持ち込んで遊技台を次々に破壊して回る客の動画がSNSで拡散され、直後にその当事者が逮捕されたという事件も起きている。2018年には低貸しの客同士がトラブルになって殺人事件に発展、ということもあった。

いずれもここ10年以内に起きた事例で、実はこの平和な日本にあっても、ことパチンコが絡むと、結構暴力的な手段に訴えるやべえ人っているのである。

僕も以前、千葉の津田沼駅近くの某ホールで、かなり大声で呪詛を吐き散らしながら台を殴るように打つ若くてなんか刃物持ってそうな奴の隣で打ったことがあるが、生きた心地がしなかった。逃げようにも、こっちもAT当たってるからそれも難しかったし……幸いソイツもそのうち当たったし、結構メダルも出て機嫌直してくれたけど。

あとはお金絡みの犯罪。強盗も未だになくならないのがパチンコホール。やっぱり、外の世界とは若干空気が違うもんだ。若い方ほど、パチンコホールの怖さというか、あそこに集まる人の中にたまに混ざってる様子がおかしい人を軽視する傾向が見受けられる。もそれは間違い。

イオンモールとかラウンドワンとかにいるような感覚でのんびりと過ごすのは、未だにちょっと迂闊だぞって思える空間なんだよね。金が減ったり増えたり減ったりする施設では、時にえらいことが起きるものなのだ。

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