カフェで堂々と「仕事の話」をしているサラリーマンたち 情報漏えいとか心配じゃないの?
Q&AサイトのOKWaveに、こんな相談が寄せられていました。相談者のLBZITCFXMRNさんは、カフェめぐりが趣味。最近気になっているのが、サラリーマンたちがカフェで仕事の話を堂々としているのが聞こえてくることだそうです。
「聞き耳を立てている私も悪いのですが…」と断った上で、「仕事の話を公共の場で行うこと」に対して疑問を感じると明かします。人に聞かれてはまずいような企業情報も、普通に話しているのを目の当たりにしていますが、これでよいのでしょうか。
「聞き耳を立てている人なんていない、と思い込んでいるのか」
相談者さんの疑問は、こんな風に広がっています。
「本人たちは聞かれても大丈夫だと判断して、公共の場で話しているのか?」
「私のように聞き耳を立てている人なんていない、と思い込んでいるのでしょうか?」
「サラリーマンにとっては普通のことなのでしょうか? 危機感がないだけですか?」
この相談に対して、回答者からは「心配し過ぎ」という意見が投稿されています。
「普通、それを聞いて悪用にまで持ってくケースがありません。ないことを心配しても心配のしすぎ」(tarutosanさん)
さらには相談者さんを「そんなもの気にする方がおかしいと思う。スパイでもやっているんじゃないか」と笑い、耳をそば立てることは「毒にしかならない」「気にしすぎは悪」と一蹴しています。
聞かれても構わない話しかしていないのでは、という意見も複数ありました。
「カフェで話す内容で『まずい企業情報』なんて基本的にありません。質問者様がまずい企業情報だと感じるだけで、実際には大したことないでしょうね」(efwz1448さん)
「何も考えてない人もいるかもしれませんが『このレベルなら、まわりに聞こえてもいい』という判断もあると思います。周囲に聞かせたいと思っているのかもしれません」(catpowさん)
ネットで「情報が拡散させられる」リスクもある
「周囲に聞かせたいと思っている」というのは斬新な見方ですが、確かに話をしているのは普通のサラリーマンというより、フリーランスや起業家風の人が多いのかも。これ見よがしに「デキる男」を装っているのかもしれませんね。
仮にインサイダー情報につながる話を聞かれたとしても、不確かな情報を基に投資をするのはリスクが高すぎます。「おかげで損したよ!」と文句を言いたくても、それは自業自得というものです。
その一方で、カフェで話しているのは「危機感がないだけです」と指摘する意見も。
「昔は聞き耳たてられるだけで済んだのに、今ではツイッターとかSNSでつぶやかれるわ、情報が拡散させられるわ、と危険が増しているのに、迂闊に話をする人がいるもんだなあ、と思いながら、カフェ料金を取り戻せるくらいの情報を仕入れる日もあります」(trytobeさん)
「壁に耳あり、障子に目あり」という言葉もある
「カフェ料金を取り戻せるくらいの情報」とは、どんなものなのでしょうか。自分には直接役立てることが難しくても、分かる人には価値があるものかもしれません。
いずれにしても機密情報は、こんなところからあっさり漏れてしまいそうです。「壁に耳あり、障子に目あり」という言葉もあります。油断しない方がいいのでしょうね。(ライター:Makiko.N)
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