女性にフラれる職場の条件「平均年収が低い」「残業が多い」 大事なのは結婚・出産後も働き続けられるかどうか | キャリコネニュース - Page 2
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女性にフラれる職場の条件「平均年収が低い」「残業が多い」 大事なのは結婚・出産後も働き続けられるかどうか

こんな会社勤めてられない!

こんな会社勤めてられない!

アンケートには首都圏に勤務する27~33歳の女性200人が回答。「働きたくない会社の条件」(複数回答)でトップにあがったのは、「平均年収が低い」(95票)。次点は「平均残業時間が多い」と「有給休暇が取りにくい」(ともに64票)だった。

やはり給与の額が何よりも最重視されているようだが、企業文化という面で見ると、「生産性や効率を軽視する長時間労働を前提とした文化」が嫌われていることが分かる。また、「評価に男女差を感じる」(43票)といった条件にも票が集まっており、公平さを欠く職場も支持されていないことが分かる。

アンケートに回答した女性からは、「休暇取得ができない、取得しづらい職場は、それ以外にも色々と問題を抱えているケースが多いと感じる」といった辛辣なコメントも寄せられていた。

企業は「労働時間を柔軟に調整できる制度や風土」を整えるべき

また、「働き続けたい会社の条件」を聞いたところ、トップは「平均年収が高い」(69票)。2位「育児休暇が十分に取れる」(68票)、3位「有給休暇を取りやすい」(63票)と続いた。自身のキャリアを考えるうえで、出産後も働き続けられる環境かどうかを気にする女性が多いことが読み取れる。

今回の調査結果について、「これからの転職。研究所」代表の水澤直人氏は、

「能力のある優秀な女性社員に活躍してもらうには長時間労働を前提とした組織風土ではなく、労働時間を柔軟に調整できる制度や風土を企業として最低限備えるべき」

と分析している。また、優秀な女性社員を定着させるには、「短時間でも成果を出せる考え方や価値観、スキルなどを組織全体に浸透させることが大切」との考えを示した。

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