「電車でOLに舌打ちされた!」 通勤時のサラリーマンの汗対策を考える
夏もいよいよ本番に差し掛かってきた。蒸し暑い毎日が続いている。
先日、珍しく都心部の仕事に出向き、電車を使ったところ、時間帯がちょうど通勤ラッシュに被ってしまい、久々に乗車率150%ぐらいの満員状態を体験した。せいぜい2駅程度の移動だからよかったものの、それでもだいぶ具合が悪くなった。
こういう体験を毎日味わって通勤しているサラリーマンの精神力には頭が上がらない。(文:松本ミゾレ)
相手がどんな人でも汗はやっぱり不快……
さて、2ちゃんねるでは、先ごろこの時期特有のトラブルについての投稿がなされていた。「【悲報】俺氏、電車でOLの服に汗をたらし舌打ちされる」というスレッドだ。本文では「舌打ちされる 暑かったんだよ……」と、そのときの状況を報告している。
何もしていなくても汗が出るようなこの季節。電車の中に入れば、当然さらに発汗してしまうものだから、まあこれもある程度は仕方がないところだ。暑いときに汗が噴き出るのは正常な体の働きなので、それ自体は誰も咎めることはできない。
ただ、電車の中でよく知らない人から汗をたらされた方は、本当にたまったものではない。投稿者が何歳で、どんなルックスをしているかは分からないものの、基本的にはやられた方は滅茶苦茶不快だろう。
こういう時期だから起こりうるトラブルではあるものの、できることなら、被害者にも加害者にもなりたくない……。
安物でいいので制汗剤ぐらい持っておこう
夏場はみんな汗をかく。そして電車の中で、同じような失態を犯してしまうことも、可能性としてはゼロではない。だけど、投稿者を庇うような意見はほぼ皆無、むしろ攻めるような声が目立っていた。
「制汗剤塗ってけよ」
「舌打ちで済んだだけ運がいい」
いくらクールビズに準じた服装をして出勤していても、やっぱり夏場は汗が気になるもの。満員電車に飛び込む際は尚のことだ。暑いときには汗をかくのは仕方がない。しかし、かいた汗をダラダラ流しっぱなしにしているのは、これは社会人としてあまりに不潔過ぎる。見た目の印象も悪くなるし、体臭だって悪くなってしまうだろう。
だったら対策をするに限る。ハンカチはエチケットとして備えておくべきだ。トイレで手を洗って、濡れたまま出て行くスーツ姿のおっさん、かなり多い。中には手を洗わずに出て行く者までいる。ハンカチをしっかりと使っている人は、割と少ない。こういう人って汗をかいたとき、どうしてるのだろうか?
それから、制汗剤もあるとないとでは大違いだ。リーズナブルなものなら数百円で手に入るし、それなりに効果もある。中には、「そんなもの恥ずかしくて使えないよ」と言う人もあるだろうが、汗だくで臭い方がよほど恥ずかしいので、そこは変にプライドを見せずに使ってほしい。
あとは、吸湿性の高い布地を使った下着なども、夏場の汗とニオイ対策になるだろう。最低限、これだけやってれば状況はかなり変わるはずだ。中には体質的に汗が出やすい人もいるかもしれないけど、何にせよ他人に不快感を与えないために、可能なことを可能な限りやっておくことは大事である。