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SNSでの「いいね!」連発がハラスメントになる!? 愛知工大のガイドブックが話題に

気軽に周りの人とつながることができ、画像やテキストでのコミュニケーションができるSNS。つながっている人の投稿に対して、気軽に「いいね」を押したり、コメントを残したりした経験はあるだろう。しかしその行為がハラスメントになるかもしれない。

愛知工業大学が2015年12月、教職員向けに発表したガイドブックに書かれた内容が、9月14日、とあるツイッターユーザーによって紹介され、ネットで話題になっている。

「いいね!を連発するとソーシャルネットワークハラスメントらしいぞ!!」

「コメントの強要」「投稿された写真をダウンロード」も該当

「いいね」を連発するとハラスメントになる!?

「いいね」を連発するとハラスメントになる!?

ガイドブックのタイトルは、「教職員向けガイドブック―STOP!ハラスメント―改訂版」。セクシャルハラスメント(セクハラ)やアカデミックハラスメント(アカハラ)など、様々なハラスメントの種類や対策を紹介している。

ソーシャルネットワーク・ハラスメント(ソーハラ)とは、ブログやSNSなど、ソーシャルメディアを通じて行われるハラスメント行為のこと。ガイドブックでは、表立って目に見えないだけに陰湿性や攻撃性が加速する傾向があると説明している。

ソーハラにあたる行為としては、以下の7つが上げられていた。

・友達申請の強要
・面識のない「友人の知人」に友達申請する
・「いいね」の連発
・「いいね」やコメントの強要
・ソーシャルメディア上の内容を公の場で話す
・投稿された写真をダウンロードしている
・「友達」「グループ」外し

SNSを利用している人なら、どれかひとつくらいは心当たりがありそうな内容である。不用意に「いいね」を押しまくる行為は避けた方がよさそうだ。

写真のダウンロードがハラスメントに該当する、というのは不思議ではあるが、とにかくストーカーっぽい行為は全てダメ、ということなのだろう。

「Facebookでコメント欄までもいいね連投され、うざい」

ソーハラ被害を回避するためにはどうすればいいのか。ガイドブックには、「自分の意向に合った公開、検索設定をする」という基本のほか、以下の対策が紹介されていた。

・知られたくない人の前ではソーシャルメディアを利用している話をしない。
・ソーシャルメディアに対しての自分の関わり方を決めておく。
・文字を媒体とするため、人によって受け取り方が異なる点に注意する。

このほか「普段から知人・ 友人などとも互いに意識し、時には話し合うことが、被害に遭わないための第一歩です」というアドバイスしている。

ツイッターを見ると、実際にソーハラを受けた人から

「いいね!連発するする人がいて、一回怒った気がする。あの人はハラスメントだったのか! (中略) 適度ないいね!は良いけど、過度なのは嫌いです」

という書き込みがあった。ほかにも、「Facebookでコメント欄までもしつこくいいね連投されても、うざいだけなんだが、何だ?ご機嫌とりか?」という投稿も見られた。

便利なSNSだが、煩わしさを感じてやめてしまう人も少なくない。周りへの過度な干渉は控え、マナーをもって利用したいものである。

あわせてよみたい:3人に1人がSNS映えを意識

 

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