マスク姿で接客するのはお客さんに失礼? 「咳を撒き散らすぐらいなら声が聞き取れない方がマシ」という声多数
そのため風邪が流行るこの季節になると、必ずうつし合いの連鎖が続き、人手不足に陥っているのだとか。咳をしていてもノーマスクというのは「時代錯誤な気がする」とした上で、
「(それでもやっぱり)お客様から見てマスクは失礼にあたりますか? 体調管理ができない人、声がこもり聞き取りにくい、暗く見える、などという理由からでしょうか?」
と切実に問いかけている。
投稿者のように接客業のマスク問題に直面している人は多い。接客業といっても暗黙の了解でマスクOKな病院などを除き、対面販売業・美容師・飲食店のサービススタッフなどは微妙なところ。マスクの着用は会社やオーナーの考えによって意見が分かれているようだ。大手百貨店などではマスクNGが当たり前で、「繁忙期と風邪の時期が重なるので毎年本当に困っている」という従業員の声もレスにあった。
マスク禁止の理由は「店員がマスクをしていると、お客様に不信感や不安感を与えてしまう」というものが多い。しかし、咳をしていてもノーマスクというのは「逆に失礼」という意見もある。ある女性は美容院でのこんなエピソードを書き込んだ。
「『先週インフルエンザになったんですよ~。もう大丈夫ですけど~』と言って、咳をしながら私の髪を洗ったノーマスクの美容師さんにはブチギレそうでした。全然大丈夫じゃない!洗髪の時、私の顔にあなたの咳、真っ直ぐかかってるんですけど!」
確かにコレは我慢ならん。客としては「多少声が聞き取りにくくてもいいからマスクしてほしい」が圧倒的だろう。美容院やエステなど至近距離での接客や飲食業では感染予防を徹底していただきたい。客の立場側でも「マスクNGは時代遅れ」「失礼だとは全然思わない」「マスクしない方が非常識」という声は多い。
日本社会は「体調悪くなったら休む」というのを習慣にすべき
一方で「マスクでの接客はいい気がしない」という声も。
「マスクしていると何を言っているのか聞き取れませんし、聞き返すのも面倒」 「客を拒否しているように見える」
やはり、マスクに付きまとう”ネガティブイメージ”が問題のようだ。特に、「自分のウイルスを撒き散らさないため」という”相手の為”の着用には寛容でも、「他人からのウイルスをガードするため」という”自分の為”の着用には厳しめだ。うーん、風邪の季節の接客業はなかなか大変だなァ。
筆者的には、以下の「そもそも論」に共感する。
「ええ加減、日本社会は『体調悪くなったら休む』ってのをきっちり習慣にすべき。感染症に罹患しているのに、満員電車や人混みの中を出勤させる、対人の仕事に従事させるって非常識」
正解。ただちょっと体調が悪くなったぐらいで休むとなると、今度は職場が回らなそうな感じもする。難しいところではある。
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