ファッション業界の職種・年代別平均年収が発表 20代後半~30代前半では「店舗管理」、30代後半では「OEM営業」が1位 | キャリコネニュース
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ファッション業界の職種・年代別平均年収が発表 20代後半~30代前半では「店舗管理」、30代後半では「OEM営業」が1位

インテリジェンスが運営するアパレル特化の転職支援サービス「クリーデンス」は2月9日、「ファッション業界 職種別平均年収2016年版」を発表した。

「デザイナー」「パタンナー」など複数の職種の年収を年代別に見ると、20代後半?30代前半ではともに「店舗管理」、30代後半では「OEM営業」が最も高いという結果だった。

「アパレル業界での就労環境の見直しが進み、店舗管理職の求人ニーズが増えた」

20代後半~30代前半では、店舗管理職の年収が高い

20代後半~30代前半では、店舗管理職の年収が高い

調査は、2016年1~12月に、同サービス登録者を対象に実施。登録者の年収データから算出した。

年収を年代別に見ると、25~29歳では「店舗管理」(394万円)が1位。「OEM営業」(384万円)、「MD・バイヤー」(370万円)が続いた。30~34歳でも「店舗管理」(458万円)が1位。「プレス・販促」(430万円)、「VMD」(427万円)が続いた。

20代後半から30代前半にかけては、「店舗管理」の年収が1位だが、調査を発表したクリーデンスはこの理由について、「アパレル業界での就労環境の見直しが進み、店舗管理職の求人ニーズが増えた」ことを挙げる。

「企業側でも時短勤務や平日勤務など働き方の選択肢を増やしたり、給与や残業代など金銭面を見直したりと、働きやすい・働きたい環境整備に着手しています。店頭でのキャリアアップを目指したいという声が高まったのは、これらの施策が功を奏した結果かもしれません」

アパレル店の店長と言えば、休めないことや売上へのプレッシャーなどから退職してしまう人もいる。だが、労働環境の改善によってニーズが高まり、年収が上がっているようだ。

経験を積んだ30代後半のOEM営業のニーズが高まる

一方、35~39歳では、「OEM営業」(571万円)が1位。「MD・バイヤー」(520万円)、「プレス・販促」(511万円)が続き、OEM営業が店舗管理を上回っている。昨今、多くのブランドが企画を海外に外部委託しているため、求人は増えているという。

OEM営業には、仕様書などの知識や、海外工場との調整力や語学力など幅広い能力が必要のため、即戦力が求められている。年収増加の要因としてクリーデンスは、

「アパレル業界で経験を積んだ30代後半での求人ニーズが高まり、年収の底上げにつながったと見られます」

と分析している。

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