「時給安いのに覚えること多過ぎ」なコンビニバイト、意外にも「出会いの宝庫」というメリット!?
大変な理由は「とにかく作業が多い」ということに尽きるだろう。客側からすればサービスの幅が広がり年々便利になっていくコンビニだが、公共料金や宅配便の受け付け、引き渡し、各種チケットの発行etc…など、働く側からすれば「いったいどこまで幅を広げるつもりだ?」と感じずにはいられない。
筆者も昔にバイトした経験があり、その頃も「体が3つないと無理!」と感じる場面にしょっちゅう出くわしたが、今はもっと大変なようだ。コメントの中には
「10年前、いや5年前と比べたって今はやることが多すぎて本当に大変」
「コンビニが便利になり過ぎて店員は本当に覚えるの大変。そして臨機応変さも十分求められる」
という声があった。
地域密着のコンビニゆえ、作業以上に人の扱いが大変だという声もある。特によく聞くのは「コンビニ店員を何でも屋だと勘違いしている客」。特に年配に多い。「コピーのやり方を永遠に覚えてくれないじいさんばあさん」にはじまり、
「どうでもいいことをやたら話しかけてくる爺のせいで後ろの客を待たせる」
「田舎だとスナックやキャバクラと勘違いした爺がやたら話しかけてくる」
など、対応に困ってしまうケースもある。「コンビニなのに交番並みに道を聞かれる」というのもまさにコンビニあるあるだろう。
お金をせびるおじさん、本を盗む中学生……それでもコンビニの仕事を選ぶ理由
働いていた当時、個人的に一番厄介だったのが、公共料金を全額小銭で払おうとする客だ。今の自分だったら状況が厳しければ「無理です!」と言えるだろうが、当時は心の中で舌打ちすることしかできなかった。また、何十万という金額をレジで支払おうとする客を見ても気が重かった。
他にも男子スタッフを見つけては「金貸してくれ」とせびりにくるオジサンや、アダルト本コーナー前でとんでもないことをしでかした中学生(後に本を盗んだ)や、周りが凍りつくほどの大声で毎回子どもを怒鳴り付ける母親など、実にユニークな人々が来店していた。非常にカオスな世界だった。
そんな大変なコンビニの仕事に対し、「他にも仕事があるのに、なぜわざわざ選ぶのか?」という疑問のコメントもついていた。
「何でコンビニにしようって思うの……?安い、覚えること多い、客層悪い、見下される、そもそも面白くなさそう。何にも良いことないじゃん」
これに対し、筆者が答えられる「良いこと」はひとつだけ確実なものがある。それはコンビニは意外なほど「出会いの宝庫」だということだ。お店が地域密着のため、客は常連が多く、ほとんどの人が顔見知りになる。そうすると自然に会話が生まれ、知り合いや友達になりやすい。当然、恋愛のチャンスもある。「出会いがない」と嘆く人たち(特に女性)に、筆者はマジに薦めたい。「昼のオフィス街のコンビニで働いてみよ!」と。合コンやイベントや相席なんちゃらに行くより、高確率で真面目な人と出会えますよ。
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