給料日前にありがちなこと―「もやし購入」「友達からの誘いが無いかとヒヤヒヤ」
お金がない時に一番手っ取り早く節約できるのはやはり「食」のようだ。給料日前の強い味方といえばまず”もやし”が挙げられる。コメントでも「もやし購入」「献立にもやしを頻繁に用いる」などと、もやしに助けられている人の声は多い。頼れる存在である。
他に頼れる食材といえば炭水化物だろう。イザという時に大活躍してくれる。冷凍うどんや素麺、パスタなど、並み居る強豪の中でも強いのはやはり”米”。給料日前、米が潤沢にあるかどうかで安心感が変わる人もいて、
「米が買えたら後は勝った気になる」
と強気なコメントを出していた。腹持ちも良いので当座の空腹感は凌げるし、味噌や塩といった調味料さえあればそこそこ食べ続けることもできる。
食事以外でありがちなこととしては、急な出費やお誘いのような、外部要因による強制出費イベントが発生しないか警戒する、というもの。「あと3日を2000円で乗り切ろう」的な涙ぐましい努力をしているところに急遽飲み会が入れば、もうそれだけでオジャンである。「友達からの誘いが無いかとヒヤヒヤ」「給料日前に旦那が今日飲み会だから○○円頂戴と言って来て殺意が湧く」というコメントを筆頭に、
「ランチに誘われるが、余裕があるフリをする。震える手を必死に隠しながら小銭で支払う」
と、武士は食わねど高楊枝を地で行く人も見かけた。無理しないで断ればいいのかもしれないが、そこはプライドとか、心の弱さとかが邪魔してそう簡単にはいかないんだろう。
「メルカリに出品」など、収入を増やす方向で努力する人も
他にも「ティッシュがなくなりそうになりトイレットペーパーで代用」「封筒、別のカバン、服のポッケをあさる」「子ども達の集金袋に怯える」「豪遊した自分を呪う」などが挙がる。
「メルカリに出品する」
「父親を酔わせ褒め称え小遣いを貰う」
と、手元の現金を増やす手に打って出る人もいる。給料日までの数日間を乗り切るためには、手段を選んでいる暇などない。また、財布が軽くなればこころも荒んでくる。「こんな思いしながら生活する理由って何なんだろと、バカバカしくなる」と人生に思いを馳せてしまうのも、仕方ないことだろう。
ただ、貧乏は悪いことばかりでもない。人間貧しい思いをすると必然的にハングリー精神が湧き出てくるもので、それこそまさに生きていく上での活力になる。もちろん行き過ぎた貧乏は命に関わるし精神衛生上も良くないから、程度ってものはあるけれど、追い込まれたときの火事場の馬鹿力みたいのものってあるんじゃないかな、と思う。
財布のピンチはなるべくなら繰り返したくはないけれど、給料日前の数日をそんなふうに前向きに捉えられたら、人生は楽しい。
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