「夏休みのSNS写真」に心が折れる人多数 「旦那が出不精ゆえ、近所のイオンが精一杯であります!」
これに対してまず挙がったのは「危ないものには自ら近づかない派」のコメントだ。
「攻撃うけてません。なぜなら開いてないからw」
「ダメージ食らうの分かってるから見ないことにしてる」
ダメージを受けると分かっている人は、可能であれば見ないのが一番だ。他人が楽しそうだから嫌な気持ちになるとは限らないのだが、自分が思うように夏休みを楽しく過ごせていない場合、ある程度は妬みそねみが沸き上がってしまうのが人情だろう。
そんな人たちの嘆きを紹介すると、開口一番「隊長!」と書き込んだ主婦は、連日2カ所以上のプレイスポットに子どもを連れ歩く友人旦那の投稿にやられたという。
「子どもの心から楽しそうな笑顔に爆死しました!」
「我が家は旦那が出不精ゆえ、近所のイオンが精一杯であります!」
決してイオンがダメなわけではないが、言いたいことはよく分かる。まさに負傷兵よろしく、妙なテンションで自虐的になっているのが可笑しいやら切ないやらだ。
「私以外の同期でナイトズーに行っていた写真を見て…」
一方で、「人は人」と割り切る人や、「ダメージなんて受けるの?笑」のように書く人もいる。確かにそうなのだが、こういう人は普段よく遊んでいる友人たちが、自分抜きで楽しんでいる写真を見たことがないのかもしれない。
筆者は大学4年生の、こんな切実コメントに胸が痛くなった。
「私以外の同期でナイトズーに行っていた写真を見て、思わずその子のフォローを外しちゃった…。どう誘われても勉強やばいからいかないけど、疎外感がやばかった…泣」
彼女は、部活の同期の中で自分だけ大学院の試験を受けるとのことで、きっと友人たちは気を使って誘わなかったのだろう。だが、行く前に一声掛けてくれても…と悲しくなるのも無理はない。
さらには、自撮り棒を使ってのパーティー写真に「私を呼べば自撮りステッキ不要だよ?何で呼んでくれないの?」と訴えた人物にも、悲しみが止まらない。
お金持ちカップルへの羨望エピソードも凄まじかった。「クラスのお金持ちの子(高2)が彼氏とハワイに」だの、「友達が彼氏とカルフォルニアのディズニーランド旅行でプロポーズされていた」だの。これらはすべて、知らなければ負わなかった精神的ダメージだ。SNSは楽しさを共有できれば良いものだが、なかなか万人が幸せというわけにもいかないのが悩ましい。
しかし、もうほとんどの人が夏休みも終わり、新学期である。今年の「#夏休み旅行」も、やがて収束に向かう。SNSとは適度な距離をとりつつ、ゆっくり傷を癒していただきたいものだ。
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