文春が「新潮中吊りカンニング問題」で謝罪 新潮社・中瀬ゆかり氏は「正々堂々とジャーナリズムを高め合おう」とコメント | キャリコネニュース - Page 2
おかげさまで9周年 メルマガ読者数
65万人以上!

文春が「新潮中吊りカンニング問題」で謝罪 新潮社・中瀬ゆかり氏は「正々堂々とジャーナリズムを高め合おう」とコメント

新潮の中瀬さんは寛大な姿勢を示した。

新潮の中瀬さんは寛大な姿勢を示した。

新潮が中吊り広告の問題を告発したのは今年の5月。文春は、当初「情報を不正に、あるいは不法に入手したり、それをもって記事を書き換えたり、盗用したりしたなどの事実は一切ありません」と疑惑を真っ向から否定していた。しかし松井社長は5日付けの謝罪文で「不適切な取り扱いと指摘されても仕方のない行為」と一転して認めたという。

中瀬さんは、この報道が番組内で紹介されると、

「うちとしては謝罪を受け入れたので、いつまでもこのことを言うのではなくて、紳士協定を守って正々堂々と出版ジャーナリズムを高め合っていきましょうということ」

と述べた。「すでに謝っていることをネチネチ言うようなセコイ会社ではいたくない」とも言い、今後は執拗に問題を追及したりはせず、お互いに切磋琢磨していきたいと前向きに語った。

文春は「取材の過程で他メディアの動向を把握するのは日常的なこと」と説明していた

新潮は5月18日発売号で、文春の「カンニング」疑惑を告発していた。文藝春秋の社員が、出版取次会社から発売前の新潮の中吊り広告を受け取ってコピーし、自社に持ち帰っていたというのだ。そのせいで、池上彰さんが朝日新聞から連載を引き上げるといったスクープを横取りされたと主張していた。

これを受けて、文春は同日、サイト上で「『週刊文春』編集長から読者の皆様へ」という文書を発表。疑惑を否定した上で、

「社会を騒がせている事件、人物等については、多くのメディアが当事者やその周辺を継続的に取材しており、その過程で他メディアの動向を把握するのは日常的なことです」

と弁明していた。

文春が疑惑を否定する一方、出版取次会社のトーハンは5月19日、「当社が文藝春秋様に中吊り広告を貸し渡したことは不適切な取扱いであり、既に新潮社様に対して、取引者間の誠実義務に欠けていたことを認め、お詫びをしております」と事実を認め謝罪していた。

【PR】注目情報

関連記事

次世代バナー
次世代バナー

人気記事ランキング

  1. 霊感ライターがラブホテルで遭遇した幽霊 浴室のドアを開けるとそこには……
  2. 「銀行離れ」の就活生に元銀行マンがあえてオススメ 「人気ないときほど行ってみるのもいいかも」「フィンテックと親和性が良い」
  3. 「サービス残業は絶対やらない」 外国人の就職先に日本のベンチャー企業が人気の理由
  4. 「私立大にも国立大並みの財政支出を」私大団体連が要望 定員割れ大学にも税金投入か、と疑問の声も
  5. 三重大学大学院で「忍者・忍術学」が専門科目に 「忍術を現代にも生かせるように研究したい」
  6. 「時短勤務の女性を退職に追いやったらしい」に注目集まる 時短がダメなのではなく、時短をうまく回せない会社がダメなのだ
  7. 満員電車でスマホをいじる人への不満爆発 「そこまでしていじりたいか?」「スペースが余っているのを見ると腹立たしい」
  8. 徳利の謎マナー、業界団体は「積極的に広めなくて良い」 「注ぎ口を使わないほうが良い」ネットで拡散
  9. イタリアの「解雇規制緩和」は焼け石に水だった? 経済状態は改善せず、若年層の失業率は依然40%近くに
  10. 首相が表明した保育士給与2%引き上げ案に非難続出 「喧嘩売ってんの?」「たった2パーってそれだけ?!」

アーカイブ