3人に1人が「満員電車が嫌で引っ越しを検討したことがある」 通勤で1日の体力の23%を消耗
「現在主に利用している通勤電車は、『満員電車』ですか」の質問には、「はい」が67.3%に上っている。「車内で過ごす時間は不快に感じるか」の質問には「はい」が76.1%だった。
また、1日に使う体力を100%として次の各項目に使う体力を聞くと、平均は「仕事」が55.5%で最も多く、「通勤」が23.1%、「家事」が13.2%だった。
苦痛に感じ始める混雑具合は「180%」(折りたたむなど無理をすれば新聞を読める)が41.6%で最多。一方で、現在の出社時の通勤電車の主な混み具合は、200%(体がふれあい、相当圧迫感があるが、週刊誌程度なら何とか読める)が29.1%でトップだった。
一方で、有料の「確実に座って通勤ができる電車」を知っているかの問いには、「はい」が64.6%に上るのに対し、追加料金を支払ってまで利用したいと答えた人は24.4%にとどまった。
満員電車の解決方法「企業が時差通勤を導入する」「在宅勤務を導入する」
「通勤電車の混雑が原因で、引っ越したいと思ったことがある」という人は33.2%と、3人に1人は満員電車に嫌気が差して引っ越し願望を持ったことがある。しかし実際に引っ越したという人は8.3%と、10人に1人に止まっている。
「現在のお住まいは、通勤時の混雑を考慮して、場所を決めましたか」の問いには、「はい」が24.9%、「いいえ」が75.1%だった。「いいえ」と回答した人に「通勤の混雑具合も考慮して、住む場所を決めればよかったと思いますか」と質問すると、21.8%が「はい」と答えており、5人に1人は引っ越し後に後悔しているようだ。
また「今後引っ越しをする際、電車の混雑具合を意識して住まい探しをしようと思う」という人は45.3%だった。
満員電車を減らす方法として有効だと思うものを複数回答で聞くと、「企業が時差通勤を導入する」が65.2%で最も多く、「企業が在宅勤務を導入する」(53.7%)、「企業がフレックスタイム制を導入する」(44.3%)が続く。「電車車両を長くする」(40.9%)、「2階建て電車を導入する」(30.4%)という回答も見られた。
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