トヨタの求人広告、南武線の次は六本木ヒルズに登場 「大きな声では言えませんが、hogehoge社のエンジニアを探しています」
求人広告は全部で30種。うち、六本木駅には5種類が掲載されている。キャッチコピーは前出の他に
「六本木で働くみなさま、次は画面の枠を超えたものづくりをしませんか」
「大きな声では言えませんが、hogehoge社のエンジニアを探しています」
の2種類を加えた3パターンある。六本木ヒルズには、グーグルやアップルの日本法人、メルカリ、バイドゥなど、著名なIT関連企業が多く入居している。トヨタは昨年、同社がアメリカに設立した人工知能の研究開発会社の幹部に、グーグルのロボット開発責任者だった人物を登用するなど、優秀な技術者の確保に本腰を入れていたこともあり、ネットでは「hogehoge社」はグーグルではないか、との憶測も広がっていた。
ただ、トヨタの広報担当者に確かめると、これはプログラミングの際、曖昧な部分を表現するジャーゴンとしてのhogehogeを使ったまでで、特定の企業を指す意図は無いそうだ。南武線沿線に広告を出した時と同様、
「自動運転やコネクティッド技術に関わる優秀な技術者を幅広く求めており、駅周辺の企業の方からのご応募を期待しておりますが、具体的な企業名は差し控えさせていただきます」
とのことだった。
南武線の広告掲載時には、求人サイトへのアクセス数10倍
今回、前回と同様の強気の広告を出した背景には、南武線広告での効果も影響しているようだ。話題になった前回の取り組みのおかげでキャリア採用のホームページへのアクセス数は広告を出す前の10倍になり、「認知の向上には一定の効果があったと評価」しているという。実際に「先端メーカー」や「電気機器メーカー」からの応募があったかについては
「詳細については、回答をご容赦いただきたく存じますが、一定数の応募の増加には繋がっております」
と言葉を濁したが、それなりの成果があったようだ。今回の求人広告は、駅・地域によって差はあるものの、11月20日まで掲載される予定とのことだった。
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