【ネット民困惑】アース製薬「殺虫剤」から「虫ケア用品」へ呼称変更 どんな意図があるのか聞いてみた
安全性が高い殺虫剤でも、「殺虫剤」というネーミングのために「人体に影響がある」「環境に悪い」などのイメージを持つ人がいる。また現状、消費者からは殺虫成分が入っていない商品も「殺虫剤」と一括りにされることもあり、「殺虫剤」では商品のイメージが正しく伝わらないと感じていたという。
また同社は「生命と暮らしに寄り添い、地球との共生を実現する」を経営理念としており、「虫を殺すこと」より「虫からの感染症などから人を守ること」に重点を置いている。そのため「虫ケア」の呼称が採用された。
「以前実施した調査では『殺虫剤という名前が怖くて使用していない』という人も約5%程度いました。名前が変わることで、いままで嫌厭していた方にも安心して使ってもらえるのではないかと考えています」
「しっかり説明して『虫ケア用品』という呼び方を普及させていきたい」
この呼称は10月27日から使用開始されており、2020年ごろに向けて呼称を広めていきたいという。すでに同社サイトでは「虫ケア用品(殺虫剤)」と表示されている。現在、同業他社や関連会社にも「虫ケア用品」の使用を呼びかけており、概ね賛同を得ているという。
同担当者は「業界全体で『殺虫剤』から『虫ケア用品』という呼称を使用していくつもりです。いろんな意見はありますが、しっかり趣旨を説明し、今後も『虫ケア用品』という呼び方を普及させていきたいです」と語った。
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