賃貸物件の酷すぎるエピソード 「カビが生えるスピードが異常」「隣の部屋の目覚まし時計で起きる」
賃貸物件の防音性や日当たりについては実際に住んでみないとわからないことも多い。引っ越しにはお金も手間暇も掛かるため、一度「外れ物件」に引っ越してしまうと、しばらくは残念な部屋に住み続けることになる。
ガールズちゃんねるには今年8月、「酷かった賃貸住宅」というスレッドが立った。スレ主は当時のことを次のように綴った。
「会社借り上げの住宅が隣との仕切りが ベニヤ板一枚。同期で仲良かったからまだ良かったけど空腹でお腹鳴っちゃうのまでまる聞こえでした」
隣室や上階から生活音が丸聞こえでプライバシーゼロ
部屋の壁が薄く、隣室の生活音が漏れてくることへの苦情が多く書き込まれていた。
「見た目綺麗なアパートなんですが、下から横から騒音がひどいです。 どどーん、どすーん!!と。 床に座ってると突き上げるような振動が!」
「木造で築30年近いから、隣や上の階の人の声や音もまる丸聞こえで、プライバシーゼロ」
ほかには、「隣の(部屋の)目覚まし時計で目が覚める」「上の住人のイビキが聞こえたり、携帯のバイブが響いてきたりした」という人も。これでは落ち着いて部屋で過ごせない。音が気になってストレスがどんどん溜まっていきそうだ。
音に関することで言えば、隣の部屋の生活音だけでなく、建物の外階段を人が上がる音が響いてくる、というものもあった。人が階段を昇降する度にドンドンと音が聞こえたら落ち着かない。就寝中に聴こえてきたら目が覚めてしまいそうだ。
「1Kなのに下の人が週末になると子供を連れてきて大騒ぎ」など、非常識な隣室住人にウンザリする人もいたが、防音性がしっかりしていれば幾分過ごしやすいはずだ。
「下駄箱にいれてた靴が1か月しないうちにカビが生えてた」
ほかにひどい事例としては、湿気がひどくて困ったという声も挙がっていた。
「下駄箱にいれてた靴が1か月しないうちにカビが生えてた(中略)お風呂場と廊下がこれも1か月しないうちに内側から黒いシミがうきでてきた。 お風呂場の天井、床のカビがはえるスピードが尋常じゃない」
梅雨の時期は一体どうなるのだろうか。カビは吸い込むと体に悪いので、看過できない問題だ。どうやっても改善しなければ引っ越した方が賢明だろう。
SUUMOジャーナルが今年11月に掲載した記事によると、「部屋探しで重視しなかったが、実は重要だった」という項目のトップは、「防音性」(11.7%)だった。以降は、「日当たり」(10.6%)、「周辺の施設&環境」(7.2%)、「水回りの設備」(6.7%)が続いた。
やはり、思っていたより壁が薄かったなどで、近隣の音に悩まされている人が相当数いることがうかがえる。住んでみないとなかなか不備がわかりにくい、というのも難しい。せめて内覧をしっかりしたいところだ。
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