派遣社員が同一労働同一賃金で期待すること1位「給与アップ」 ――「同じ仕事をしているのに収入に差があるのは差別」
同一労働同一賃金に「賛成」と答えた人からは、ほかにも「雇用形態が違っていても、同じ業務や責任を与えられている現場も多々あり、同等の賃金が支払われるべきだと思う」(41歳女性)などの意見が寄せられた。
「同一労働同一賃金で期待すること」を聞くと、1位は「給与アップ」で73%だった。理由には、「派遣でも、結局社員並みの仕事をさせられたり、責任を負わされたりする。給与が上がるわけでもなく、同じ企業に最長3年しかいられないのは不平等だから」(41歳女性)といった声が挙がっている。
2位は「仕事に対する評価の明確化」(55%)。これに対しては、「評価が明確になれば、どうすれば自分の評価が上がるのかがわかりやすくなり、改善がしやすくなるから」(44歳女性)などの意見が寄せられた。
3位は「賞与の支給」(54%)が続いた。「ボーナスで自分の仕事が評価されることによる意識の改善、モチベーションアップなどにつながると期待します」(25歳女性)などが挙がった。4位は「交通費の支給」(40%)、5位は「研修など学ぶ機会の充実」(31%)だった。
「仕事への責任の重さ」「仕事内容の違い」があれば賃金差に納得
一方で、「賃金の差について、仕事上のどんな差なら納得できるか」を聞くと、1位は「仕事への責任の重さ」(79%)だった。2位以降には、「仕事内容の違い」(67%)、「資格やスキルの有無」(58%)、「深夜・早朝など働く時間帯」(57%)などが続いた。
「賃金を上げていくために、今後伸ばしていきたいスキルや資格があるか」を聞くと、「ある」と答えた人が83%に上った。具体的には、「エクセル・アクセスなどデータ集計・加工スキル」(63%)、「ワード・パワーポイントなど資料作成スキル」(51%)、「語学スキル・資格」(46%)などが挙がった。
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