大阪府の会社員、働き方改革に消極的? 自社で取り組むべき課題「分からない」、全国平均を15ポイント上回る | キャリコネニュース - Page 2
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大阪府の会社員、働き方改革に消極的? 自社で取り組むべき課題「分からない」、全国平均を15ポイント上回る

大阪は働き方改革への意識が低い?

大阪は働き方改革への意識が低い?

取り組むべきと考えるアクションでは「残業代支給などの給与改善」(17.1%)、「業務時間管理の強化」(16.2%)、「残業時間の引き下げ」(9.3%)と、勤務時間と給与に関する要望が多い。

また働き方改革について、勤務先で「すでに取り組んでいる」と回答した人は5.6%で、平均の15.6%と大きな開きが見られた。「取り組み始めている」(18.1%)と回答した企業を合計しても23.7%で、こちらも平均(40.4%)を大きく下回った。

成果については「とても実感している」「やや実感している」の合計が47.1%で、これも平均(59%)より11.9ポイント低い。

勤務先での働き方改革の目標については「従業員の心身における健康の向上」(70.6%)が最多で、平均(64.8%)より高かった。以降、「生産性の向上」(37.3%)、「コスト削減」(37.3%)、「従業員満足度の向上」(35.3%)と続くが、これらはいずれも平均を下回る数値となった。

「サービス残業増えた」「賃金が下がった」など業務に支障も

働き方改革の主な取り組み内容は、全国平均同様、「残業時間の引き下げ」(58.8%)、「業務時間管理の強化」(52.9%)が多かった。「女性登用の活性化」(29.4%)は平均の26.1%を上回っている。

しかし、働き方改革によって「業務に支障が出ている」と感じている社員は43.1%いる。その理由は、59.1%が「サービス残業が増えた」と回答。他にも「業務時間が減り、賃金が下がった」(45.5%)、「業務品質が下がり、顧客満足度が減った」(22.7%)という声も上がっている。

ちなみに勤務先が働き方改革に取り組んでいない社員の37.8%は、「経営者が取り組む必要性を感じていない」と回答している。「社内の労力がなく取り組めない」(27%)、「社員が取り組む必要を感じていない」(21.6%)も多く、同社は「簡単に取り組める働き方改革の施策が求められている」と指摘した。

 

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