クレジットカードの怖い話 「リボ払いで気づいたら70万円。全額返済まで3年」
クレジットカードをはじめて持ったときのことを覚えているだろうか。私は海外旅行を控えたときに発行し、はじめて持つカードに興奮を覚えつつも盗難や紛失のリスクを恐れていた。
いまではネット決済をスムーズに行ったり、現金が手元になかったときに使ったり、ポイント特典などのメリットを感じながら、使いすぎないように注意して利用している。こういった金銭感覚は自分で少しずつ養っていく必要がある。
ガールズちゃんねるの「クレジットカードの怖い話」というトピックでは、金銭感覚がまだ未熟なトピ主が相談をしていた。トピ主は、昔から親に「お金にだらしないからクレジットカードは絶対作らないこと」と言われていたのだが、誘惑に負けて作り、さっそく使いまくってしまったという。「 クレジットカードは借金と同じとよく聞きますが本当でしょうか?」という質問が無知さを物語る。クレジットカードで恐ろしい体験したことがあれば聞きたいそうだ。(文:ツマミ具依)
「リボ払いの手数料だけで15万円」
「カードって預金がなくてもポンポン買えちゃうから怖いよね。 毎月◯万円までって決めれず、欲に流される人間は向いてないと思う」
「海外行ったときと通常の引き落としが重なり95万円ほどに。 冷や汗もんでした」
まずカードという形式からお金を使っている感覚がなくなることに忠告する声があがった。とりあえずカードで支払いをしているといつの間にか使いすぎてしまい、請求書の額を見て驚愕したという話は珍しくない。
「初めてカードを作った友人が、リボ払い専用のカードだった。リボ払いが何かよく知らずに作ったみたいで、リボはダメって言っても、わかってもらえなかった。知らないって怖いなと思った」
「リボは確かに危険。 限度額マックスにリボ使ってて気づいたら70万になってた。 もちろんそんな大金一回で払えないから毎月2万ずつ払ってるけど、元金2万+手数料8千円を毎月払ってる 毎月8千円が手数料で取られるんだよ 。全額返済し終わるまで3年かかりました 。手数料だけで15万近くかかった 」
特に警告されていたのがリボ払いだ。カード会社は利子をつけることで利益を出しているため、リスクよりメリットを押し出してリボ払いを促す。カード会社の宣伝だけでは問題点が見えにくいため、自分でしっかり調べることが重要だ。
そんなにカード持ちたければプリペイドカードを
「身に覚えのない20万の請求。申し立てたら三ヶ月後に返ってきたけど 誰が使い込んだのか不明」
「封筒に入れてしまっておいたら、いつの間にか空き巣に入られ盗まれ使われてて50万請求が来た。暗証番号は書いたりしていなかったので、サインで買ったため保険もきいて支払いは免れた」
犯罪被害に遭ったというケースも把握しておきたい。金銭管理がおぼつかないと、被害に遭ったことさえも気づきにくい。対応のいいカード会社であれば、犯罪に巻き込まれた際に連絡や保証をしてくれるが、全てがそうではないので扱いには要注意だ。
「そんなにカード持ちたければプリペイドカードくらいにしときな…。食料品買うためにポイントが貯まるからと言って買い物の度にプリペイドカードで払っていくと、支払いはカードをスキャンするだけだから楽で使った感覚がないけど、自分が思ってるより結構な勢いでお金が無くなっていくのがわかるよ」
一番現実的なアドバイスとしてプリペイドカードの提案が支持を集めていた。プリペイドカードならば、借金ではなく、自分で事前にチャージした分だけ支払えるので、使いすぎる心配がない。クレジットカード同様にポイントもつくので、まずはプリペイドカードでカード払いの金銭感覚を身に着けるという段階があってもいいかもしれない。