日大悪質タックル問題について東国原氏「財務省の体制に似ている」「政治で言うと恐怖政治」
連日報道が続く、日大アメフト部員による悪質タックル問題。5月25日放送の『バイキング』(フジテレビ系)でも言及された。
選手側と指導者側で「監督・コーチから指示があったか否か」という点で食い違いがある。また、選手が指導者より先に会見を開いたり、被害者側への謝罪が遅れたりなど大学側の対応が後手に回り続けていることについて、元宮崎県知事でタレントの東国原英夫氏は、
「指導者としてあるまじき存在。おそらく過去に黙っていれば不祥事等々がスルーできた体験があるのでは」
とコメントした。
「会見を見た人に正義感を持つ人がいる。MeToo運動で声を上げていくべき」
司会の坂上忍さんが「(選手の)会見で真相を語らずに監督を擁護すれば、前監督の手下として『ずっと面倒みてやるよ』ということ?」というと、スポーツジャーナリストの小林信也さんは「可能性はある」とコメント。
これに対して東国原氏は「財務省の体制に似てますよね」と発言した。また、坂上さんが「モリカケ問題で1年以上国会は騙されてるような感じで、ようやく自民党内からいい加減にしてくれって声が上がり始めている」と例に出し、日大も内部から声が上がらないといけないのでは、と指摘すると東国原氏は、
「これからあがっていくと思いますよ、期待します。組織防衛なんですよ。これの記者会見を観た時に、正義感のある人間はいます。選手にも親御さんにも教職員、第三者の方にも。そういう人たちがMeToo運動で声をあげていかないと組織って中々改まらないですね」
と訴えた。
「日大にとってこの組織を守ること、改革すること、どっちが得か十分考えた方が良い」
また番組では日大アメフト部父母会が開いた緊急会見の様子も放送された。父母会は大学に「選手を守ってもらえない」という点に憤りを感じているといい、声を挙げる選手を支援していきたい、としていた。東国原氏はアメフト部のこうした状況について、
「政治で言うと恐怖政治なんですよ。独裁政治なんです。それを民主主義に変えるためにはみんなが声をあげるしかない。日大にとってこの組織を守ることが得なのか、改革するのが得なのか十分考えた方が良い」
とコメント。その上で、宮川選手が部に戻ってくるためには「幹部の総辞職ですよ」と語っていた。