尾木ママ「理事長も含めて国民に詫びるべき!」 日大アメフト部騒動で怒りのブログ連続更新
教育評論家の尾木直樹さん(尾木ママ)が、日大アメフト部の一連の騒動に対し怒り心頭だ。関東学生アメリカンフットボール連盟が5月29日夜に開いた会見では、内田前監督らの主張を否定し、怪我をさせる指示があったと認定した。尾木さんはこの会見を受け、同日ブログを更新し、
「内田前監督と井上前コーチ、学長も森ヘッドコーチも、みんな口を揃えてウソばかり、いや宮川選手に責任をなすりつけた罪は人として最大級の大罪です!許されません!!」
「テレビ記者会見を日大として田中理事長も含めてウソでごまかした国民に詫びるべきではないでしょうか!?」
と、理事長による謝罪を求めた。
「教育界だけでも、罪を他になすりつけることはして欲しくなかった」
尾木さんは一連の騒動について、5月上旬からブログで言及していた。大学側の対応を巡る不満からか、日に日に更新の頻度は高くなり、23日には「日大は本当に教育機関なのか」と問い正していた。29日には6回にわたり記事を更新し、騒動に対する考えや思いを述べている。更新頻度の高さから、怒りの大きさが伺える。
学生連盟の会見から一夜明け、30日には「こんな卑劣な監督・コーチ・学長ら見たことが無い!?」というタイトルでブログを更新。教育に携わってきた44年間で、「こんなに卑劣、守るべき学生を悪者にして【正直言ってー】連発しながらウソ八百、しかも記者会見で堂々と述べるなど初めて見ました!」と、前監督らを酷評した。
騒動の大きさから、「大学内にとどまらず、社会的大罪を犯したも同然ではないでしょうか?」とも述べ、
「せめて教育界だけでも、間違いに対してはウソ誤魔化し、罪を他になすりつけることだけはして欲しくなかったです。悔しさで悶々とする尾木ママです」
と、悔しさをにじませた。
学生連盟は、内田前監督と井上コーチを除名処分、森コーチを資格剥奪、当該選手と日大アメフト部を条件付き出場停止とする方針だ。