男性の方がサボることに罪悪感を持たない? 一方で「過度な罪悪感はうつ病になる危険性」と脳科学者 | キャリコネニュース
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男性の方がサボることに罪悪感を持たない? 一方で「過度な罪悪感はうつ病になる危険性」と脳科学者

8月15日放送の『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)では、サボることに罪悪感を感じない人の特徴などを各分野の専門家が解説した。番組中、サボることに罪悪感を感じないという長嶋一茂さんは

「日本人ってみんな頑張って、身体ぶっ壊す人もいる。僕もその1人だったんで、サボるってことも大事じゃないかな」

と語った。(文:石川祐介)

「楽する時に小さい嘘をついて、それを悪いと思わない人って道徳観念がない人」

画像は公式サイトをキャプチャ

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マーケティング評論家の牛窪恵氏は、「罪悪感を感じるかどうかは男女差がすごくあります」と性差を指摘し、

「サボった時に罪悪感を全く感じないっていうのは男性の84%もいるんですが、女性は59%で25%も開きがあるんです」

と男性は女性に比べてサボることへの罪悪感が鈍いと話す。牛窪氏は続けて

「一茂さんみたいなタイプの人は、ご本人はストレスフリーでいいんですけど、パートナーとしては最悪」

と長嶋さんの周囲の人間はストレスを感じやすいと語った。

法律評論家の堀井亜生氏は「(サボることは)楽をするためにって言ってるんですけど、楽することは確かに良いんですよ。でも、罪悪感を感じないのは別問題」とサボることは良いことであると話すが、罪悪感を感じないのは問題であると指摘。

「なにか楽する時に小さい嘘をついて、それを悪いと思わない人って道徳観念がない人なんですね。良心の呵責が生じるから社会が成り立っている」
「でも一部、嘘をつくのが平気な人って社会にいるんですけど、そういう人ってどういう人かっていうと、犯罪をする人、浮気する人、借金する人の典型例が嘘つきです」

と話す。自分が楽をするために平気で嘘をつけてしまう人は、自身の言動などに注意しないと、社会から浮いた存在になってしまうということなのだろう。

「サボること自身が良いってことです、脳にも健康にも」

最後に、脳科学評論家の澤口俊之氏は「人はサボることが当たり前」と主張。

「非常にわかりやすい例は、暑い時にサボらないとまずいんですよ。だって、暑い時に外で仕事したらまずいので、もともとサボるようになっている。サボること自身が良いってことです、脳にも健康にも」

と自身の健康を守るため、人間は本能的にサボるようにできていると語る。

ただ、「その場合は、罪悪感を感じちゃいけないんです」と適度な罪悪感は良いが、過度な罪悪感をサボる際に感じることはいけないことだと話す。その理由を

「特に女性で、うつ病になる危険性があるので、過度な罪悪感は持たないほうが良いんですよ」

と説明。サボる際はある程度図太くなったほうが良いようだ。

長嶋さんが言うように頑張りすぎて、心身ともに疲弊してしまっている人は少なくない。罪悪感もサボりも適度に保ちながら生活する術を、私達は身に着ける必要があるのかもしれない。

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