ドライバーの7割超があおり運転被害を経験 「道路を塞がれ1000円とられた」「オープンループから物を投げつけられた」 | キャリコネニュース
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ドライバーの7割超があおり運転被害を経験 「道路を塞がれ1000円とられた」「オープンループから物を投げつけられた」

チューリッヒ保険は9月7日、「あおり運転」の実態調査の結果を発表した。1週間に1回以上運転している全国のドライバー2230人のうち70.4%があおり運転をされた経験があると答えた。

具体的な内容を複数回答で聞くと、「車体を接近させて、もっと早く走るよう挑発された」が78.5%で最も多く、「車体を接近させて、幅寄せされた」が21%、「必要のないハイビームをされた」が19.8%だった。

軽自動車やコンパクトカーなど小ぶりな車が煽られやすい傾向

あおり運転をされた経験は……?

あおり運転をされた経験は……?

自由回答には、「信号で停車したら、そのあとずっと左右にあおられた」(女性、46歳)、「パッシングしながら追跡してきた」(男性、53歳)といった体験談も寄せられた。中には、かなり悪質なものもあった。

「追い越して前方停止で進路をふさがれた。千円を搾取された」(男性 56歳)
「オープンルーフから物を投げつけられた。最後は空ビンでフロントガラスにひびが入った」(女性 62歳)

次に、あおられた車とあおってきた車の車種やカラーを聞いた。あおられた時に載っていた車は「軽自動車」(28.8%)、「コンパクトカー/ハッチバック」(22.8%)と小ぶりな車が多かった。色も「ホワイト」(26.3%)、「シルバー」(25.8%)といった白系のカラーが過半数となった。

一方、あおってきた車は「セダン」(33.5%)、「バン/トラック」(18.3%)と大きめの車が多く、色は「ブラック」が27.8%で最多だった。

あおり運転をされたきっかけとして思い当たる行動を複数回答で聞いたところ、1番多かったのは「車線変更をした」(17.7%)で、「追い越し車線を走り続けた」(15.3%)、「法定速度を守って走っていた」(14.5%)が続いた。

あおられた時に取った対処方法を複数回答で聞くと、「道を譲った」が57.0%、「何もしなかった」が16.6%、「路肩に停車した」が10.0%だった。「警察に通報した」はわずか1.8%だった。

自分がカッとなりあおり運転をしそうになることがある人も37%

あおり運転をされないように工夫しているかどうか聞くと、「工夫している」が74.7%に上った。1番多かったのは、「車間距離をしっかりとる」(56.8%)、2番目は「ウィンカーは早めに出すようにしている」(43.8%)、3番目は「急な割り込みをしない」(36.0%)だった。

他にも「怪しそうな車には近づかない」(女性、53歳)、「譲ってもらったら、お礼の合図を忘れずに行う」(男性、57歳)といった意見が寄せられた。

逆に、自分がカッとなり挑発的な運転をしそうになることがある人も37%いた。

「割り込みされたり、不要なブレーキを前の車にされるとイライラする」(女性、37歳)
「負けず嫌いなところがあるので、幅寄せやせっつく車があるとむきになり、軽自動車であることをわすれて対抗心を燃やすことがある」(男性、67歳)

2018年1月からあおり運転に対する取り締まりが強化されている。ついカッとなっても冷静に運転するように心がけたいものだ。

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