「スマホなしで外出するなら裸で出かける方がまし」5人に1人が回答 ネット依存に関する調査
セキュリティソフトの販売等を手がけるカスペルスキーは9月14日、インターネット依存に関する調査の結果を発表した。世界15か国1万1250人を対象に調査を行ったところ、23%の人はオンラインに接続しているデバイス(以下スマホ)を持たずに外出するくらいなら、裸で外出した方がマシだと答えたことがわかった。
またスマホを持たずに外出するよりも、傘がない時に雨が降ってくる方がいいという人は46%、寒い時に温かい服がない方がいいという人は31%だった。
誰とも話したくない時にスマホを使って忙しい振りをしたことがある人は75%
69%の人は家を出る時は必ずスマホを持っており、10人に1人は、食事中や眠る時、トイレに行く時も含めて常時携帯していることもわかった。さらに、43%の人は朝起きてまず初めにスマホをチェックする。
スマホをなくしたり、盗まれたりすればストレスを感じるという人は90%に達した。一方、電車や飛行機に乗り遅れるのがストレスだという人は88%、軽い自動車事故に巻き込まれるのがストレスだという人も88%で、病気になることがストレスという人は80%だった。いずれもスマホを下回っている。
スマホがないと人間関係にも影響を及ぼしかねない。スマホを使えない時、51%の人は家族や友人が心配するのではないかと懸念してしまうという。また家族に何か会った時に助けられないことを懸念する人も45%いた。
スマホが使えなかったことで恋人との関係が悪化した人もいる。ある男性は、連絡が取れなかったことで浮気をしていると勘違いされ、7年交際した恋人に振られたという。他にも夫婦でお互いに浮気をしているのではないかと疑うハメになった人もいた。
他にもスマホが使えないと、オンラインゲームに負ける(24%)、ビジネスのチャンスを失う(21%)といった危険があると考える人もいた。
パーティなどの集まりで誰とも話したくない時にもスマホは使える。75%は、誰とも話したくない時にスマホを使って忙しい振りをしたことがあるという。