意識高い系男性の面倒くさい生態 「中途半端な顔なのにイケメン気取り」「怪しげな自己啓発セミナーに傾倒」
恰好だけにこだわって実がないというのはよくあることだ。なまじっか周囲にそんな自分を「意識高い系」と認識させようと振る舞って国産ブランドをサゲていると、たぶんこの例に挙げられるような男性にカテゴライズされてしまうのだろう。
トピックにはほかにも大勢から、意識高い系の男性にまつわる書き込みが目立っている。いくつか拾って紹介してみたい。
「中途半端な顔に多い。自分ではイケメンだと思ってる」
「デート(ディナー)の時にパソコン取り出して自分の仕事の話された時はドン引きした」
「単純に私が意識低いから合わない。横文字ばっか使ってるオッサンうざい。向上心あるのはいいことだと思うけど無理やり人に自分の向上心を押し付けないでほしい」
「『能動的に情報を取りに行かないと~』とか言ってたけど年収300万円代でそんな気取ってどうすんだって感じだったわ」
「怪しげな自己啓発セミナーに傾倒していてヤバイ。そして『自分が世界を平和にする』とか言い出す変な男が会社にいる」
と、このように、意識高い系男性の疲れる特徴というものは枚挙にいとまもない。
共通しているのは、彼らは自分が意識低い系(つまり普通の人々)に対してはマウントを取っているつもりなんだけども、実際にはその意識低い系に「痛々しい」と思われているという点であろう。なんというか、「単純にイタいわつまんないわ、どういう了見なの?」と感じてしまうのだ。
そもそも意識高い系の人間が誰かを幸せにした試しはあるのか?
と、ここまでは男性の話をしてきたが、実際には意識高い系って女性にも大勢いる。大して稼いでもないのに、仕事で妙な責任感と連帯意識を押し付けるような女性だとか、自分の勝手な尺度で交際相手の収入に勝手にイライラして勝手に絶望する馬鹿女だとか。
意識高い系の人々って、そうではない人に言わせれば「ただの身勝手な連中」なのだ。自分が「まなび」だの「きづき」だので仕入れた情報、価値観。そういったものを披露したくて仕方がないだけの、エゴの怪人と捉えてしまうのだ。
そして怪人はいつだって大衆には受け入れられないもの。だからこそ彼らは同じような人間同士で集まっては「出会いに感謝」とか言いつつ、そのコミュニティの中でどちらが意識が高いか不毛なマウンティングを繰り返す。
まあ、僕のような意識の低い人間にはマネできないような、ツーブロックに変なデザインの眼鏡をかけて、カフェでPCいじってるような生き方。憧れないけど、あれができる人って、少なくともあの瞬間だけは幸せだろうなぁとは思う。