厳しすぎ?音楽レーベルのデモテープ送付条件が話題「海外3か国以上でワンマン経験」「ユーチューブ再生回数100万回以上」 | キャリコネニュース - Page 2
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厳しすぎ?音楽レーベルのデモテープ送付条件が話題「海外3か国以上でワンマン経験」「ユーチューブ再生回数100万回以上」

条件を設定した理由もあるそうですが……

条件を設定した理由もあるそうですが……

同社ではこれらの実績は「音楽会社の手助け無しで、アーティスト自身の努力で可能」と考えているという。しかし、これではほとんどのバンドが門前払いになると考える人は多いようで、ネットには「条件ハード過ぎて草」「嘘でしょ」という書き込みが相次いだ。

実際、同社に所属するアーティストでも、条件を満たすのは難しい。テレビアニメ「進撃の巨人」のエンディングテーマ「great escape」を歌ったcinema staffこそYouTubeで400万回以上再生されているが、それ以外のアーティストの楽曲は数十万から、多くても100万回弱に留まっている。

レーベルに所属するアーティストのツイッターフォロワー数を見ると、People In The Boxで約8200人、cinema staffでも3万超で、条件にあった10万人以上には及ばない。そのため、

「残響レコードに努力でできるはずの 『1つの動画がyoutubeで100万回再生されてる人』がいないのにレーベルが何してくれるんやろ」
「自分とこのアーティストが誰も達成できてないことを持ち込みに求めるなんて、要は事実上の新規お断り」

といった声は多い。

「会社に売ってもらおうと考えている人は趣味でやったらいい」

同社の河野章宏代表は9月30日のブログで、

「音楽の会社に売ってもらおうとか、考えている人は、趣味でやったら良いです。ビジネスやプロで活躍しようと思っている人の、お金と時間を無駄に浪費するだけなので。(中略)自分達で実績を上げて行く努力をする人と組んで行くようにしたくて、このような形にしました」

と厳しい条件を付けた理由を説明していた。

10月3日のブログでは、応募条件に早く到達する方法をアドバイスしている。例えばライブの集客については、「1回1回テーマを持って、改善、改善を繰り返すことによって、動員が増えて行きます」といった具合だ。

記事の末尾には「デモの条件をクリアしていなくても、自分ならそこまでいけるというプレゼンいただけたら、デモは受け付けます」とも記している。厳しい条件を満たしていなくても、それを満たす方法をきちんと考えていればいいという。

10月4日のブログでは「デモの入り口のハードルを高くみえるけど、今まで黙っていた判断基準を表に言葉で出しただけで、何も変わってません」と書いていた。これまでもそうした条件が理想だとしながらも、条件を満たさないアーティストを受け入れてきたということだろうか。

自力で条件を達成することが難しい人には、今月から始めた月額5000円の自身のオンラインサロン「残響塾」への入会を促している。サロンでは「アドバイスやプロデュースを行うシステムを作る」としている。

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