ハロウィン騒動で渋谷のラーメン店「券売機を壊された」 カメラ映像公開で犯人が謝罪に「券売機は300万円。記憶はないとのこと」 | キャリコネニュース
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ハロウィン騒動で渋谷のラーメン店「券売機を壊された」 カメラ映像公開で犯人が謝罪に「券売機は300万円。記憶はないとのこと」

例年、ハロウィン時期となると仮装した若者でお祭り騒ぎとなる渋谷。今年も逮捕者が出るほどだったが、道玄坂にあるラーメン屋「真武咲弥」渋谷店は10月28日、ツイッターで「店の券売機に水を流して破損させた人がいる」という投稿をした。

同店は券売機付近に監視カメラを設置しており、犯行時間は28日朝4時30分頃としている。ツイートに、監視カメラが捉えた、券売機にペットボトルの水を流し込まれる映像を添付し、

「この団体の1人が券売機にお水を流し込み券売機が壊れました 券売機はお札を入れる所であり、お水を入れる所ではありません怒 仲間が写っているなら謝罪に来るように伝え下さい 被害届は棄却するので!逮捕される前に」

と投稿した。

「ツイッターを観た人の知人が犯人で、指摘されて謝罪に」 負担額は最大180万円程度

画像はツイッターをキャプチャ(加工済み)

画像はツイッターをキャプチャ(加工済み)

翌29日、ツイッターに「犯人が本日朝、謝罪に来ました」とした上で「券売機の賠償はすると約束し、被害届は取下げました」と事態は収束しつつある旨を投稿。同件についてキャリコネニュースは同店を運営するサムライヌードルの代表取締役で店主の奥村宗弘さんに話を聞いた。

「ツイッターの動画を観た人の中に、犯人の知人がいました。『これお前じゃない?』と見せられ、本人もびっくりして謝りに来たようです。この時のことは飲酒をしていて『記憶がない』とのことでした」

被害届を取り下げたため、現在、販売機を破損させた当人と直接やりとりをしている。破損した券売機は約300万円程度の機種で、簡単な修理であれば40~50万円、全損だと180万円程度の費用となる。

被害届を取り下げた理由は「私も若い頃、酒で記憶を失くした経験があるので……」

ネットでは「被害届は取り下げるべきではない」「明らかな犯罪行為で下手な優しさはかえって彼らのような人間を増長させる」などの声が挙がっていたが、取り下げた理由について

「私も若い頃、酒で記憶を失くした経験があるのですが、何をしでかしたのか不安で仕方がなかったです。彼も記憶が無いとのことですし、券売機は壊れましたが人を傷つけたわけではないので……」

と話した。また映像には、暴走する当該者を止めない仲間たちも映されていた。奥村さんは「正直、酒癖は直らないと思います。なので本人が気をつけると同時に、周りの人間が助けてあげるのも必要なのではと思います」という。

「渋谷は週末になれば盛り上がる若者が多いので以前も器物破損されたことがありますが、ハロウィン時期は初めてです。そもそもハロウィンは収穫祭だと聞いています。盛り上がるのはいいのですが、せめてマナーは守って、犯罪を起こさないように楽しんでほしいです」

と語った。

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