20代男性の約3割、お菓子を「一個ちょうだい」と言われて相手を嫌いに 特に許せない言い方に「一個オナシャス」
ロッテは11月16日、全国の10~69歳の男女600人を対象に実施した、「それ一個ちょーだい」に関する調査の結果を発表した。
食べているお菓子を「一個ちょーだい」と言われたとき、あげるという人は86.3%に上った。あげない人は13.7%に留まった。特に60代では91%があげると答えている。
男女別では女性の71.2%、男性の54.2%があげると回答。男性の方があげることに抵抗を感じていることがわかった。
「昼食後の眠気で判断力が鈍っている」ため、昼過ぎならもらいやすいという結果に
「それ一個ちょーだい」と言われた時にストレスを感じるという人の割合は、20代で31%、60代で19%だった。また「一個ちょーだい」と言われると相手のことを嫌いになるという人の割合は20代男性で30%と最も高く、60代女性で10%と最も低かった。
総じて、年齢の高い女性ほどお菓子をあげることに抵抗がなく、逆に若年層や男性はあげることを嫌がる傾向があるとわかった。
次に、家族の誰になら「一個ちょーだい」と言われても許せるか聞くと、母親が63.8%で最も多く、兄・姉が46%で最も少なかった。
どの時間帯なら「ちょーだい」と言われてても抵抗なくあげるかを聞いたところ、昼が57.8%で最も多く、次いで夕方が22.7%、夜が16.2%だった。あげることに最も抵抗がなくなる時間の平均は、13時54分だった。調査を実施したロッテは、
「お昼ご飯を食べると満腹になり、お菓子やアイスに対する執着心が弱くなったこと、昼食後の眠気により判断力が鈍っていること」
が理由だと指摘している。狙っているお菓子がある人は、この時間帯に「ちょうだい」と言えば、成功率が上がるだろう。逆に、朝はあげたくないと感じる人が多く、9時14分が最もあげたくなくなる時間だということもわかった。
どのような言い方なら「一個ちょうだい」と言われても許せるか聞いたところ、1位は「1個ちょーだい」(69%)で、2位は「一個ください」(36.5%)、3位「一個いただけませんでしょうか」(23.7%)だった。逆に許せるという人が少なかったのは、「PLEASE GIVE ME ONE」(9.8%)と「1個オナシャス」(10%)だった。
2つしか入っていない雪見だいふく、約8割がもらいにくいと回答
ロッテの12商品のうち、「一個ちょーだい」と最も言いにくいお菓子は、雪見だいふく(79.2%)だった。2位のクランキー(25.7%)を大幅に上回っており、2つしか入っていない雪見だいふくは「ちょうだい」と言いにくいことがわかる。
逆に「ちょーだい」と言いやすいお菓子は、1位コアラのマーチ(74.2%)、2位パイの実(73.7%)、3位トッポ(65.8%)だった。