PayPayがクレカ不正請求騒動でお詫び 改善策の詳細は「不正利用防止の観点からお伝えできない」
PayPayは12月19日、「お客様へのお詫び」を公式サイトに掲載し、「100億円あげちゃうキャンペーン」実施中に二重決済が発生したり、クレジットカードが不正利用されたりしたことを謝罪した。
「この度は、二重決済や身に覚えのない請求など、多大なるご迷惑とご心配をお掛けしましたことを深くお詫び申し上げます。現在、皆さまから頂戴したご意見や関係各所からのご指摘を真摯に受け止め、順次改善施策を講じております」
カード情報入力時に回数制限を設定、アプリのメンテナンスも実施
PayPayでは今月4日から、支払い金額の20%がポイントとして還元されるキャンペーンを実施していた。利用者が殺到し、13日にはキャンペーンが終了している。
報道によると11日頃から、PayPayを使っていないのに、クレジットカードに請求がきたという問い合わせが同社に寄せられ始めたという。カード番号やセキュリティーコードの入力回数に上限がなかったため、数字の組み合わせを手当たり次第に試す「総当たり攻撃」が行われた可能性もある。
同社は12月18日、アプリでクレジットカード情報を入力する際、入力回数に制限を設けた。また、19日午前3時から4時にかけては、PayPayアプリ、Yahoo! Japanアプリ内にあるPayPayの全機能を一時的に停止し、システムメンテナンスを行っている。
19日に発表された「お客様へのお詫び」では、今後も順次改善策を講じていくが、「改善施策の詳細につきましては、更なる不正利用防止の観点から皆さまにお伝えすることができません」としている。