陶芸家が”マナー講師撲滅用とっくり”を販売 「注ぎ口を使わないのがマナー」へのアンチテーゼ「注ぎ口は善意で付けている」
制作したきっかけは、「注ぎ口から注ぐのはマナー違反」へのアンチテーゼだ。今年8月放送の「くりーむしちゅーのハナタカ!優越館」(テレビ朝日系)で、日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会の日置晴之専務理事がVTR出演した際、徳利の注ぎ口から注ぐのは「縁を切る」という意味になるため縁起が悪い、冠婚葬祭時には避けたほうが良いと話していた。
川原さんは徳利の注ぎ口について「本来、付けなくてもいいもの」だと解説する。それでも付けている理由について、
「気持ちよく注げるようにするために善意で付けています。使うか否かは自由ですが、そこを『縁を切る』といってマナーの罠扱いするのはどうかと思います」
と話した。徳利の制作は「見た目の綺麗さ」と「機能性」が両立するよう意識した。実店舗にも午前中だけで4人が訪れ、中には複数購入する人もいたという。
「やはりお酒が好きな人で、日本酒を注ぐマナーについて思うところがある人が購入しているのではないでしょうか。普段は食器や花瓶など日用品が多いですが、徳利の需要が多いようなので重点的に焼いていきたいなと思います」
徳利の値段は1200~2000円程度で、種類は乳白、マット、瑠璃、黄瀬戸織部など。ツイッターで「直接手にとってご自身の手に馴染むものをお選びください」とコメントしていた。ネット通販サイト「minne」は完売しており、次回生産については「急遽今年中に行うことにしましたので次の出品は少しお待ちください」とツイートしている。
いよいよ"マナー講師撲滅用とっくり"改め椿徳利を明日から販売いたします。
まさかここまで大きな反響があるとは思わず驚くばかりでしたが皆さんに話題を提供できたのならとても嬉しく思います。友人のてくもさんが告知用のバナーを作ってくれました。すっげぇカッコ良くて草 pic.twitter.com/7tVnMXlTi2
— 枯山水@徳利販売は固定ツイ参照 (@Karesansui_CW) 2018年12月20日
【店頭販売について】
12月21日(金)より店頭に並びます。営業時間は午前10時?午後5時まで。毎週水、木曜が定休日で28日まで営業していますがそれ以降は年末休みになります。店頭ではネット販売に出さない規格の物も用意しており値段は1200?2000円程度まで幅がありますので
— 枯山水@徳利販売は固定ツイ参照 (@Karesansui_CW) 2018年12月15日
直接手にとってご自身の手に馴染むものをお選びください。また今後の作陶の参考になりますので気に入った色や形のものがございましたら声を掛けて頂くととても助かります。
酒器以外にも食器や花器なども販売しているので気に入ったものがあればこの機会に是非お買い求めください
— 枯山水@徳利販売は固定ツイ参照 (@Karesansui_CW) 2018年12月15日
僕が作陶を行なっている椿窯の場所についてはhttps://t.co/2SnQ3c6NEyをご確認下さい。なお、この周囲には椿窯以外に窯元が2軒ありますのでお間違えのないようご注意ください。マナー講師撲滅用とっくりを販売しているのは椿窯だけです pic.twitter.com/FBnAWlZfag
— 枯山水@徳利販売は固定ツイ参照 (@Karesansui_CW) 2018年12月15日
出品登録に少し時間が掛かるため販売開始時刻は未定です。出品が完了したらこのアカウントで報告を行いますのでこまめなチェックをお願いします。
色は乳白、黒マット、瑠璃、黄瀬戸織部の4種類を用意しており初回生産版は1200円にて販売しますがそれ以降の生産は2100円での販売となります
— 枯山水@徳利販売は固定ツイ参照 (@Karesansui_CW) 2018年12月15日