「スカートを履くのは好みの男をゲットするため」? 小学生向け道徳本にミッツ・マングローブが寄せたコメントが物議 | キャリコネニュース
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「スカートを履くのは好みの男をゲットするため」? 小学生向け道徳本にミッツ・マングローブが寄せたコメントが物議

『答えのない道徳の問題 どう解く?』

『答えのない道徳の問題 どう解く?』

タレントのミッツ・マングローブさんが、小学生向けの本『答えのない道徳の問題 どう解く?』(ポプラ社)に寄せた回答が、12月20日頃からネットで物議を醸している。

この本では、「国と国のケンカは、どうして怒られないんだろう?」「どうしてお母さんは、ボクの嫌いな勉強をおしつけてくるんだろう」など、様々な疑問とそれに対する意見を掲載している。その中の1つの項目に「女の子はズボンもはくのに、どうして男の子はスカートをはかないんだろう?」という問いかけがあった。

ミッツさんはこれに、女の子がスカートを履くのは「自分好みの男の子をゲットしよう」と思うから、男の子がスカートを履くことには反対で、その理由は「そんなことをしたら社会がおかしくなるから」と回答している。ネットでは「女の行動は男をゲットするためっていう決めつけはいい加減消滅してほしい」といった批判の声が相次いでいる。

「女の子がスカートを履くのは人間としての本能でもあると思う」

この本では、1つの疑問に対して複数の意見を提示している。「どうして男の子はスカートをはかないんだろう?」という問いに対しても、「学校の制服が、ズボンとスカートだからそう思い込んでいるだけじゃない?」、「はきたければ、はけばいいんじゃない?」と様々な意見が掲載されている。ミッツさんの回答はあくまでもそのうちの1つだ。

ミッツさんはまず、女の子がスカートを履く理由として、

「女の子は自分の魅力に男の子より自覚的で、その魅力で自分好みの男の子をゲットしようって思うんじゃないかな? スカートは女の子が魅力的になって、好きな男の子に『私を見てね』って伝えるための記号というか道具みたいなものだと思う」

と回答。さらに

「じゃあ男の子も好きな女の子に『ぼくを見てね』って伝えるために、スカートを身に着けてもいいじゃないって思う人もいると思うけど、私は反対なの。だってそんなことをしたら社会がおかしくなるから。なぜって、女の子がスカートをはくのは人間としての本能でもあると思うの。その本能に従って、スカートを身に着けているの」

とも述べていた。

ネットでは、こうした考えに「決めつけはいい加減消滅してほしい」、「女の子がスカートを履くのは、可愛いものが好きだからでしょ」といった声が上がっている。女性がスカートを履くのはスカートが好きだからであって、決して男性のためにしているわけではないという意見だ。また、女性のスカートやミニスカートが男性へのアピールであるという考えは、性犯罪を許容するものではないかと危惧を抱く人もいた。

また、男の子がスカートを履いたら「社会がおかしくなる」という言い分には、違和感を覚えた人が多かった。ネットではスコットランドのキルトスカートはどうなのか、かつては貴族の男性が女性と同じように化粧をしていたなどと指摘する人が続出。男女の服装や髪型、化粧については文化や時代に依るところも大きく、本能と片付けるのは確かに難しい。

「なぜ女の人同士は結婚しないの?」には能町みね子さんが「できますよ」と回答

ミッツさんは最後に「だから男の子がスカートを身に着けるのはかなりの覚悟と勇気が必要で、それをやらないとダメな人だけがすることなんじゃないかしら」としてコメントを締めくくっている。女装家であるミッツさんは、世間の風当たりの強さを感じながら、自身の嗜好を貫いてきた。だからこそこのような発言になるのかもしれない。

ただ、女装家ならばもっと柔軟な回答もできたはず、という期待は大きいようで、ネットでは「ミッツ・マングローブだからこそ言える答えがあったはずだし、それに救われる人もいたはずなのに…残念」と嘆く人もいた。

本では、「どうして好きな女の人どうしは、結婚しないんだろう?」という疑問も掲載。エッセイストの能町みね子さんが「結婚はできますよ」とセクシュアルマイノリティに配慮した回答をしていた。現在、日本の辞書には、「男女が夫婦になること」が結婚だと書いてあるが、こうした記述も法律も「もうすぐ変わる」と考えを述べていた。

ポプラ社の公式サイトには、この本を小学校の授業で使うためのワークシートも用意されている。LGBTへの理解が進む中、ミッツさんの回答は世の中の動きに逆行しているとも捉えられるが、様々な意見があることを知るという意味で、あえて載せた可能性も考えられる。本のあとがきでは、製作にあたった3人の著者らが、

「子どもが能動的に考えて、自分なりの答えを導き出す。その姿勢が、これからの時代を生き抜くチカラにつながると思うのです。もちろん、答えが出ないのも、ひとつの答え。問い自体に疑問をもつのも、ひとつの答えだと思います」

とコメントを寄せている。

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