林修、ブラック校則問題に「この150年で日本の教育は変わっていない」「色んなシステムの中で一番遅れている」 | キャリコネニュース
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林修、ブラック校則問題に「この150年で日本の教育は変わっていない」「色んなシステムの中で一番遅れている」

画像は番組公式サイトのキャプチャ

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「下着は白でなければいけない」、「男子生徒は丸坊主」など、非合理的で理不尽な縛りを設ける校則”ブラック校則”は、近年問題となっている。12月23日の『林先生が驚く初耳学!』(MBS系)では、今年世間を騒がせたニュースの1つとしてブラック校則を取り上げた。林修氏は、

「学校制度というシステムが、色んな制度がある中で一番遅れている」

と指摘。ブラック校則問題も、その延長線上にあるという見解を示した。(文:石川祐介)

「必要な規律を選び残していくべき時期」

現代の日本の学校制度は1872年(明治5年)の学制発布に始まる。1873年(明治6年)の徴兵令発布と同じく、明治維新直後の富国強兵政策の1つに位置づけられていた。林氏は「明治維新直後、日本が近代国家として西欧の強い国と対等にやっていかなきゃいけない」中、「日本国民に国家有用な材になってもらう』ために行われたものと説明する。林氏はこうした背景から、

「いろんな今残っている規則が学校で必要なのか?軍隊で必要なんじゃないの?って思われるものがいろいろある気がしてしょうがない」

と感じているという。

「体育の時間、あるいは朝礼の時に、『田中を中心に、体操の隊形にひらけ』ってやるじゃないですか。あれは完全に学校教育よりも軍隊で必要なことじゃないですか」
「制服の詰め襟ってありますよね。あれは軍用服に慣れるためとも言われているんですよ」

林氏は、「高度経済成長期、大きな工場でみんなが一斉に『開始』『止め』っていう活動ができたのは学制の成果」だとも指摘。少なくとも、過去の経済や社会では、軍隊型の教育制度が有効だったようだ。しかし、現在はオートメーション化が進み、大きな工場でも当時ほどの人員は不必要になっている。ブラック校則のニュースに林氏は、

「この150年の中で日本の教育はあまりにも変わっていない。合理的な理由は何なのか、なぜ下着が白じゃなきゃいけないのか。本当に必要な規律だけを選んで残していくようにすべき時期」

だと語った。

林氏の見方にネットでは「本当に校則って時代遅れ」、「校則訳分からないの多いよね、個性を潰してる」と共感の声が多く寄せられていた。「通ってるとこの校則でなぜツーブロがアウトなのかやっぱり謎やな」、「下着は白だけって私の高校やん」といった、ブラック校則に疑問を持つ人の投稿も散見された。

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