投稿者は、例えば刺し身は、最初に何も付けずに食べ、次に醤油を付けて食べるべきと続ける。調味料を否定しているのではなく、一口目くらいはその料理の素の味を楽しむことが”粋”と考えているようだ。
「めちゃわかる ラーメン出てきてすぐに胡椒ぶっかけるとか許せない」など、投稿者に共感する声もある。中には「そもそも、店出すなら『この味で提供したい」という熱意を持っていてほしい」と店側が調味料をテーブルに置くことに違和感を持つ人もいた。
ただ、味を変えているわけではなく、調味料を加えてその料理を完成させているだけだという反論も見られる。
「刺身は醤油を味わうために食べるから」
「それは『味の変化」じゃなくて付ける前提の調味料でしょ」
料理の味を楽しむのではなく、調味料の味を楽しむための料理もある。この反論も妥当性がありそうだ。
また、「刺身やサラダは最初からつけちゃうしかけちゃうわ。いきなり焼き魚に醤油かけたりするのはどうかと思うが」という意見もあった。素材そのままに近い料理にはかけても、煮たり焼いたり手を加えたものにかけるのは気が引けるという感覚があるようだ。
「1杯目はそのままで、2杯目はタレにつけて、3杯目はお茶漬けでみたいな指定をされるのも、ときどきうーんって思うことがある。好きに食わせろ!」
なんにせよ、多かったのは他者の食べ方に文句をつける人への憤りだ。「バカでもいいから好きに食べさせてくれ」というコメントは少なくなかった。
食事は1日の中で最もリラックスできる時間と言って良い。しかし、食べ方を他者からあれこれ言われると楽しめなくなる。食べ方くらい自由でいいではないか。