柔軟剤の臭いで苦しむ人は職場に多く、「会社の上司、柔軟剤入れすぎで周辺全体が匂うし残り香もすごい。気持ち悪くなってくる」といった悲痛の叫びが散見された。中には、被害とまでは言わないが、
「柔軟剤の匂いがきつすぎて足取りを辿れる人が職場にいる。あ、◯◯さん今ここ通ったんだろうなって」
「月曜日の職場はみんな仕事着洗って来てるから柔軟剤の匂いが立ち込めてる」
と感じている人もいる。また洗濯はまとめて週末にする人もいるからか、「月曜日の職場は様々な柔軟剤の臭いが混じり合う」と指摘する人もいる。もしかしたら自分自身も気づかないうちに匂いを振りまいているのかもしれない。
「柔軟剤って香りだけじゃなくて、アトピーとか肌が弱い子にも良くないしね」
柔軟剤への不満は職場に限らない。ある人は、「子供の給食着が持ち回りで洗濯するけど、柔軟剤がきつい。他の洗濯物にも伝染るから頭痛がして気持ち悪くなる」と不満をあらわにする。また、
「柔軟剤って香りだけじゃなくて、アトピーとか肌が弱い子にも良くないしね」
といった意見もあるように、皮膚が敏感なため、洗剤や柔軟剤が合わない子どももいる。子どもが給食当番で使う給食着を週末に各家庭で洗濯するシステムは、意外とリスクが高いのではないかと思える。
「通販で日本酒頼んだんだけど、箱が柔軟剤臭くて最悪だった。店で働いてる人の柔軟剤が商品に伝染ってるんだろうね」
香害は日常生活に密接している。自身の体臭を気にしすぎるあまり、柔軟剤を多く入れる人が増えた可能性もある。しかし、他人からすれば「タバコの副流煙と同じだよね」と柔軟剤を毛嫌いする人も少なくはない。柔軟剤は用法用量を守った使い方を心がけるのがベターではないだろうか。