TBSは10月21日、不適切な演出が発覚して放送休止していた「消えた天才」と「クレイジージャーニー」について、放送を終了することを公式サイトで発表した。
同社は9月に問題が発覚して以降、局内で調査してきたが、同様の”やらせ演出”は確認できなかったという。公式サイトでは、
「私どもは、改めて、これらの不適切な手法で視聴者の皆様の信頼を損なったことを重く受け止め、番組の継続は困難と判断し、放送を終了することを決めました。これまで、番組をご覧頂いた視聴者の皆様、番組に出演して下さった方々、取材に協力して下さった方々、関係者の方々に、重ねて深くお詫び申し上げます」
と謝罪している。
「余計な”やらせ演出”をしたヤツ、マジで腹立つ」と怒りの声も
「消えた天才」では8月11日放送分で、リトルリーグの全国大会で全打者三振の完全試合を達成した当時12歳の少年の試合映像を早回しした際の投球よりもストレートの球速が速く見える加工をしていた。
また、8月14日放送の「クレイジージャーニー」では、爬虫類ハンターがメキシコに生息する6種類の珍しい生物を探して捕獲する企画で、うち4種類については、番組スタッフが現地協力者に依頼して事前に準備していた生物を使って撮影したことを明かした。
これを受けて、ツイッターでは、
「もう2度と見れないのか」
「ショック過ぎる……もう本当に見たい番組が無くなってしまった」
「大好きだっただけに残念」
といった悲鳴が上がる一方、「余計な”やらせ演出”をしたヤツ、マジで腹立つ」と演出に憤りを隠せない人もいた。