具体的な不安の声としては
「高齢者や妊婦さん、遠方から参加するゲストに感染リスクを負わせるのが怖い」
「会社から在宅勤務を命じられイベント参加を控えるように通達されている状況下で開催していいものか悩む」
といった参列者への配慮や社会全体の空気感に関するもののほか、中には「検査体制なども整っていない状況で収束の目処が立っていないから」などと今後の見通しの不透明性に言及する意見が目立った。
一方、影響をそれほど感じないとした花嫁の中には「夏前の収束を信じているから」「列席者に高齢者がいないから」といった声が挙がった。
「身内に感染者が出たら延期」という人も
挙式の延期・中止について聞くと、過半数は「延期を検討していない」(59.5%)と回答。「状況により検討したい」(25.6%)という人は4人に1人、「延期を決定した」(2.7%)という人はごくわずかにとどまった。
花嫁の6割近くを占めた延期を検討していない理由としては
「会場に空きがなく延期をすると2年先になってしまう」
「子供もいるので、延期すると次にいつできるか分からない」
と日程調整の難しさを挙げる声も。ほかに「飛行機や新幹線のチケットを手配済みだから」などの費用面の問題を心配する声もあった。
さらに、前述の質問で「状況に応じて延期したい」と回答した花嫁に判断基準を聞くと、最多は「これ以上感染が拡大したら」(76%)だった。このほか「身近な人に感染者が出たら」(60%)、「式場側から延期の際の措置を提案されたら」(58%)と考える人も多かった。