事務・管理職をする東京都の40代男性は「まったく不満はありません」と綴る。メールで完結する通常業務にくわえ、会議でもビデオ会議サービス「Zoom」を活用できるため問題はないという。在宅での仕事になり、従来の内線や外線といった電話対応もなくなった。男性は
「集中できなかったり、会議室の奪い合いもありません。とても快適です」
という。
岐阜県でエンジニアとして働く30代男性も「他からの外乱がないため、思ったより仕事にのめり込める」と明かす。ただ、当初は自宅で勤務するが故の“気の緩み”を懸念していたが、現在誘惑にも負けることなく時間を有意義に使えているとのことだ。
愛知県で営業職として勤務する70代男性は、在宅ワークに移っても「メールでの処理業務は変わらない。寝転がってでも出来る」という。ただ職業柄、物足りなく感じていることもある。
「在宅だと新聞やテレビ、ネットでウイルス情報を取得できるが、いまいちしっくりこない。通勤途中や客との対応で得られる実感がなく、情報スピードに欠ける」
東京都の40代女性は「家のテレビ画面をデュアルモニターとして使えて便利に感じた」と述べる。会社で個人がテレビを占有することなど、そうはない。自宅ならではの特権だ。
「週2日は出勤しないといけないので、もう少し出社の頻度を減らしてほしい」
一方、完全な在宅ワークを行わない職場で働く人からの声も多く見られた。
「会社全体としては10%程度しか在宅勤務者がいない」(専門職/東京都/50代男性)
「週2日は出勤しないといけないので、もう少し出社の頻度を減らしてほしい」(専門職/神奈川県/40代女性)
福岡県で事務・管理職をする40代女性も「週1~2日程度の在宅勤務」と完全在宅ワークの環境では働けていない。また「前日にPCを持ち帰るのが面倒くさい」といい、「電車に置き忘れたり、破損なども心配」と不安も抱えている。
事務・管理職として働く千葉県の30代女性は「週に何日かは必ず出社が必要です」という。完全在宅を妨げる要因の一つに「紙ベースでの仕事」を挙げる。それを踏まえた上で、
「ハンコ文化を無くすなど、もっと社会全体にペーパーレス化が進んでほしいです」
と主張している。
※キャリコネニュースでは引き続き「【新型コロナウイルス】在宅勤務になった?なってない?」や【新型コロナ】緊急事態宣言でも出社しなくてはいけない人に関するアンケートを募集しています。