財閥系の子会社で働く40代男性は、ブラック企業におけるコロナ禍の日常をこう暴露する。
「アルコール消毒も買ってくれないし、最近は水が入ってるスプレーでアルコール消毒のフリを親会社の社員の前でするのが日常です。緊急事態宣言が出ても休みはありません。上司からは朝礼の挨拶で『コロナにかかるなよ』の一言のみ」(エンジニア)
男性は「中小企業のブラックなんてこんなもんです。生きていくために毎日コロナなんて関係なく、明日も出社します」と諦めた様子だ。
IT企業に勤める40代女性の会社では、パワハラ・モラハラが日常茶飯事だ。そんな企業でもコロナの影響でリモートワークになった。
社長は「IT企業なんだから家に高スペックなPCと通信環境があるのは当たり前」と豪語したが、実際は自宅に通信環境がない社員や業務を行うには自宅のPCのスペックが十分でない社員がいた。これに対し、
「70人ほどの全社員が出席する会議の場で『そろってない奴はおかしい。IT企業に勤めているんだから、家にも同じ環境があるのは当たり前。会社は一切負担しない』と宣言」(クリエイティブ職)
と言い放ったという。IT企業で使用するPCのスペックに見合った設備を導入するにはそれなりの費用がかかるはずだ。自費で準備するのは相当な負担だろう。この会社では、コロナに関係なく「無茶苦茶な会社」だと女性は語る。
「みなし残業を悪用して新卒の子らを最低賃金以下で働かせたり、アルバイトの既婚女性と会社の金でW不倫旅行に言った挙句、社内でばれそうになったら自主退職に追い込んだり。その後アルバイトの女性は離婚し、シングルマザーになった」
こうした会社のやり方に対し「いい加減愛想が尽きました」と女性は語った。
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