部下においても同様に、テレワーク中は上司とのコミュニケーションが「頻度」(35.3%)、「時間」(36.3%)ともに4割ほど減少していた。
また、テレワーク中に不安を感じたことを聞くと、管理職は「部下の業務推進(業務実施状況)」(50.0%)、「部下とのコミュニケーション」(49.3%)、「他部署との連携」(47.3%)、「取引先との連携」(46.3%)が上位に。
一方、部下は「同僚との連携」(51.0%)、「自身の業務推進」(48.0%)、「会社の将来」(47.7%)、「自身の評価」(43.3%)が上位だった。
「テレワークを続けていくか」と聞くと、管理職の75.0%が継続意向を示している。部下に対しては73.0%が「継続してほしい」とした。一方で、部下の意見としては継続意向が83.0%で、管理職より10ポイント多かった。
テレワークを続けたいと思う理由を聞くと、最多は「通勤しなくて良いから」で、管理職で87.6%、部下で96.4%だった。このほか、プライベートの時間の充実や時間配分がうまくできるようになったからという意見が上位に挙がった。
管理職と部下の回答で差が見られたのは「人間関係の煩わしさがないから」。管理職は34.7%、一般職では51.4%で、16.7ポイントの差があった。
テレワークの今後の課題については、両者ともに最多が「チーム間でのコミュニケーション不足」。管理職の2位以降は「部下とのコミュニケーション不足」「部下の心身の健康の変化に気づきにくい」などと続いた。部下は「上司とのコミュニケーション不足」「仕事に集中できない」など。