吉野家は9月上旬、新商品の「裏牛丼」シリーズを発売した。「ネバとろ牛丼」「アボチー牛丼」(同税抜598円)など4種類で、期間は10月4日20時まで。
メニューは吉野家の従業員を対象に実施した「まかない調査」の結果をもとに、従業員ならではの牛丼の楽しみ方を紹介するというもの。その調査で意外な事実が発覚した。
「つゆだくだく」についても女性のほうが支持
同社は今年7月、吉野家の従業員を対象に調査を実施し、3149人から回答を得た。まかないで牛丼を食べる際、備え付けの生姜や七味以外で好きなトッピングを聞くと、1位は「ねぎ玉子」(33%)で、「チーズ」(31%)、「半熟玉子」(27%)と続いた。
男女別にみると、男性は「ねぎ玉子」(33%)、「玉子」(31%)、「チーズ」(27%)、女性は「ねぎ玉子」「チーズ」(34%)、「半熟玉子」(32%)の順となった。
年代別にみると、「チーズ」は10代男女、20代女性から、「ねぎ玉子」は20代男性と30代40代女性から高い支持を得ている。
昨今、「チーズ牛丼」は通称「チー牛」として、ネットスラング化している。”すき家の「三種のチーズ牛丼」を買っていそうなオタクっぽい男性”を指す言葉だ。しかし実際、チーズ牛丼は若い女性からの支持を集めているとも言えそうだ。
「好きな牛丼のたれの量」は、「ふつう」(41%)が最多で、「つゆだく」(32%)、「つゆぬき」(13%)と続く。男女別にみても、全体と上位3つの結果と変化はないが、4位以降、男性は「完全つゆぬき(つゆを全くご飯にかけない)」(7%)、「つゆだくだく」(5%)、「お皿で一丁(牛皿とご飯の注文を通す時の呼称)」(2%)と続く。
女性は「つゆだくだく」(8%)、「完全つゆぬき」(5%)、「お皿で一丁」(1%)の順となった。年代別には、男性30代~50代は「ふつう」に次いで「つゆぬき」となったが、それ以外の年代は「ふつう」「つゆだく」の順となった。