2位は「読売ランド前」(小田急線、5.10万円)。生田の隣駅で、こちらも乗り換え2回、所要時間は30分ほど。3位の「狛江」(小田急線、5.70万円)、同率4位の「向ヶ丘遊園」「和泉多摩川」「喜多見」(いずれも小田急線、6.0万円)と、上位は小田急線沿線が独占した。
一方、7位に続いたのは「久地」(JR南武線、6.15万円)。8位以降は「戸田公園」(JR埼京線、6.50万円)、「登戸」(JR南武線・小田急線、6.50万円)、「つつじヶ丘」(京王線、6.60万円)、「菊名」(東急東横線、6.60万円)など。
23区内の駅で上位にランキング入りしたのは、4位の「喜多見」と12位の「成増」(東武東上線、6.70万円)。喜多見は、世田谷区で最も西に位置する駅で、各駅列車のみが停車する。成増駅は2016年に始まった東京メトロ副都心線との相互直通により、渋谷に乗り換えなしでアクセスできるほか、池袋や新宿、代官山などの繁華街にも一本で行くことができる。
渋谷駅周辺の再開発は、街だけでなく駅構内でも進んでいる。6月には、埼京線・湘南新宿ラインの新ホームの共用が始まり、これまで改札から離れていた同線のホームが山手線の隣になった。埼玉方面からのアクセスも向上しているとみられ、埼玉県内の駅では「戸田公園」が8位に入っている。
戸田公園駅周辺は、落ち着いた住宅地で、駅周辺の道路も整備が進んでいる。大規模な商業施設はないが、快速の停車駅で、池袋や大宮まで約15分、新宿へは約20分と繁華街へのアクセスは非常に良い。
渋谷駅は、都内だけでなく、神奈川や埼玉方面からのアクセスも良いのが特徴。30分以内で行けるエリアも多いからこそ、同じような家賃相場であっても部屋選びの選択肢は多彩だった。同社はリリースで「ライフスタイルの中で重視するものは何をよく考えて、気に入る部屋を探すとよいだろう」とまとめている。